JリーグのABC契約が話題となっているが、調べてみるとA契約は最低はなし。BとC契約は最低４８０万円である。BとC契約からA契約に昇格するには年間の出場時間がJ１ならば４５０分以上で、クラブのA契約選手が２５名を超えないことが条件。しかしユースから昇格する場合とか、シーズン途中の昇格はこれに該当しないとか細かい条件がある。
プロの選手で年俸４８０万円だから安いといえば安い。プロになってから現役引退するまで３，４年間くらいの選手もいるので、引退するまで４８０万円では貯蓄はできないだろう。せめて最低１０００万円は欲しい。
これを海外のリーグ、例えばブンデスリーガと比較してみよう。ブンデスの場合は、トップチームの年俸ランキングをみると、中堅以下のクラブであれば、４００－５００万円という選手もいるし、中には育成枠かなにか知らないが５０万円という選手もいる。１億円以上の選手も多く、へぼいクラブでもトップ選手は５億とか６億である。これがJリーグとの違いか。
EPLと比べるとブンデスは安い。そのブンデスでさえ、最初は安くても頑張れば夢を買える程度の年俸はもらえる。最低年俸の引き上げだけでなく、もっと選手が稼げるようにして欲しい。たとえばセルティックの古橋、前田あたりが年俸をあげてもらっておそらく３億円以上にはなったはず。Jリーグでトップ選手が３億円こえているのはそうそういない。
最初は安くても頑張ればすぐに稼げるようになるから、高卒選手が青田買いと認識していてもヨーロッパに行くのだろう。
もうやめよう、ABC契約。