MOTOと聞いて、モーターバイクのレースとわかる人はかなりの通である。いわばバイクのF1のようなもので、毎年２０戦以上を世界中で転戦する。日本は９月に栃木県の茂木ツインリゾートで開催される。筆者のオージーの友人にバイク狂がいて、毎年メルボルンで開催されるオーストラリアGPには行くし、今年はぜひ日本に行きたいと言い出した。ついでに京都なども観光したいというので、筆者が人肌脱いで同行することになった。
飛行機もホテルの予約したのだが、肝心のレースのチケットはまだだった。昨年は７月２日（月）に販売開始だったので、おそらく今年は７月３日（月）から販売開始と予想して、茂木ツインのサイトを注視していた。どの席がいいのかなどバイクレースのことには筆者は無知なので、友人がチケット購入を担当することにした。
昨日、友人から電話があり、英語版のサイトに販売開始情報がでていないので、日本の主催者に電話して情報を仕入れてくれと頼まれた。英語版サイトをのぞくと確かにいつから販売開始が書かれていない。日本語版サイトも当然あるので、そちらを調べると７月３日がローソン会員の先行販売、一般販売は７月８日と出ている。英語版にはこんなことは書かれていない。
これを友人に説明すると、海外からの観客は全くあてにしていないようで、そこまで無視しなくてもいいだろうとカンカンに怒っていた。またローソン会員の先行販売というのがまたくせもので、これはローソンで発行するクレジットカードを持っている人でないと対象にならない。それではそのクレジットカードを申し込もうと思えば、日本国内での審査が必要となり、海外在住者は申し込めない。つまり筆者はローソンの先行販売の対象にはなりえないのだ。
そして極めつけは、茂木ツインのサイトで買ってもチケットは、宅配でデリバリーされるかファミリーマートなどでプリントアウトの二択となる。Ｅメールしてくれない。こんな不便な販売方法があるとは思わなかった。どうして日本はいろんなことがデジタル化されていないのだろうか。
こちらでサッカーでもコンサートでもチケットはメールで瞬時に送ってくる。それが先進国だろう。日本はシステム開発が世界基準から１０年は遅れている。
