サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

いよいよ風間監督解任か

2019-07-21 11:34:12 | 日記
昨日のガンバ戦での取りこぼしを受けて名古屋がいよいよ風間監督を解任するらしい。スポニチが複数の関係者の話として風間監督が解任される可能性が高まったと報じた。飛ばし記事かも知れないが、フロントの誰かが漏らしたかリークしたかだろう。


後任には毎度のベンゲルとマッシモ・フィッカデンティの名前が出てきた。フィッカデンティは本当に言いにくい名前だ。FC東京では若手の積極的な起用と全員攻撃、全員守備で2シーズン指導して、2シーズン目には4位と健闘。クラブ側と方針が合わずに2年で契約終了。その年2016年に鳥栖の監督に就任して3シーズン目に成績不振で解任された。


フィッカデンティのサッカーといえば守備的な印象しかない。いくら全員攻撃、全員守備といっても弱いチームは守備的にならざるを得ない。名古屋の場合は攻撃はまあまあだから守備を立て直すという意味ではいいかも知れないが、風間サッカーとはかなり違う。


FC東京時代の2015年には「守備に切替わる場面での素早い帰陣の徹底と 試合展開に応じた対応力を高めた」でそこその成績を収めたので守備をしない名古屋には合っているかも知れない。


しかしスポニチが名前を挙げたベンゲルとフィッカデンティでは年俸もキャリアも違いすぎて、これが本当ならばどういう基準で選択をしているのか理解に苦しむ。

京都アニメーション放火事件

2019-07-20 11:59:30 | 日記
京アニ放火事件はこちらのニュースでも大きく取り上げられている。その理由としてまず放火で33人もの犠牲者が出たという異例さ。そして放火の対象が世界的に有名なアニメーションプロダクションだったことである。単なる火災である程度の犠牲者がでることはよくある。しかしこの事件はガソリンをわざわざ犯人がまきに行き放火するという身の毛もよだつような異常さである。


こちらのニュースでは日本国内のテレビのニュースをそのまま流すケースが多い。この事件の場合ではNHKのニュース動画が利用されていた。容疑者の実名もSBSで流れていたし、犯行直後に地面に横たわる姿も映っていた。


京都アニメーションは「犬夜叉」などヒット作を制作してきたし、最近では「声の形」や「ヴァイオレット・エバーガーデン」も制作している。筆者はアニメ大好き中高年なのでなじみの深い会社である。


アメリカで京アニの再建に役立てるようにクラウドファンディングが始まっているが、160人くらいのスタッフのうち33人が死亡、10人が危篤、30人以上がの怪我人がでている。再建できたとしてもかなりの時間がかかるだろうし、既存の顧客を失う可能性も高い。


犠牲になった人々に心からお悔やみ申し上げます。

前田大然

2019-07-19 10:16:46 | 日記
前田大然がポルトガルのなんとかというクラブに移籍しそうである。バルサBに行く話はもうなくなったようだ。さて前田といえば快速FWというイメージではあるが、これまでのキャリアではどのような成績を残しているのだろうか。


前田は1997年10月生まれで現在21才。2016年に松本山雅に加入してそのシーズンは公式戦9試合で0ゴール。2017年に水戸にレンタル移籍して36試合で13ゴール。水戸での活躍が認められて同年12月に松本に復帰。2018年は29試合で7ゴール。ここまではすべてJ2である。


2019年はJ1で17試合に出場してわずかに1ゴール。17試合でのシュートはたったの21本。出場した試合はすべて先発と監督の信頼は厚いようだ。松本山雅は現在17位と降格圏内にいる弱いチームなので、FWの成績もぱっとしない。シュートもゴールも少ないのは前田だけの責任ではないだろう。


2018年からU-21に招集されてアジア大会にも出場。2019年にはA代表にも呼ばれてコッパアメリカにも出たが、チリ戦での守備の難を露呈してエクアドル戦では値千金となるであろうシュートをはずした。コッパアメリカではいいところがなかった。


成績だけを見れば物足りないし、足が速いだけの一芸だけの選手がポルトガルで通用するとは思えない。海外に行けばいいというものでもないし、ポルトガルリーグには金崎、田中順也もかつていた。この二人だってほとんど通用しなかったのだから、同じようなレベルの前田では無理でしょう。



アジア2次予選

2019-07-18 18:45:19 | 日記
2022年カタールWCのアジア2次予選の組み分けが決まった。この2次予選って本当に時間の無駄だよね。AFCは前回のWC出場国を2次予選から免除すべきだろう。WC出場4か国は3次予選から登場することにすべき。2次予選は参加40カ国を12カ国に絞るわけだが、36カ国を8か国に絞るようにすればいい。または予備選を行い32か国を8か国にするのでもいい。


そして2次予選免除の4つと合わせて12カ国で3次予選を行う。2次予選を回避できれば8試合分の国際マッチデーを有効に使えるし、ミャンマーとかモンゴルに行かなくてすむ。


日本がミャンマー、モンゴルとWC予選で戦うなんて最大のジョークだよ。オーストラリアなんてネパールと一緒だからね。全くの時間の無駄である。


ところで最近のサッカーのニュースは久保建英のことしか出てこない。いくらプレシーズンキャンプ、試合で頑張ってもBチームからスタートすることは確定しているんだし、久保のスペイン語がブラジル人選手よりも上手いとかいっても意味ないと思うけど。



シントトロイデンとポルテイモネンセ

2019-07-17 14:23:24 | 日記
日本人選手がヨーロッパに移籍する場合、窓口になっているクラブはベルギーのシントトロイデンとポルトガルのポルテイモネンセだろう。4-5年ままではブンデスのクラブに直接移籍するパターンが多かったが、ドイツでは日本人選手への評価が落ちたせいかブンデス1部にいるのは大迫、長谷部、鎌田くらいになってしまった。


さてシントトロイデンはご存知のようにDMMがオーナーで日本人選手を多く獲得してきた。DMMの広告塔のような事業なのかと思っていたが、富安をボローニャに700万ユーロで売却したり、収益化を目指した事業として成立しているようだ。つまり日本人選手をマーケテイング要員として獲得しているだけでなく、高値で売却できる選手に育て上げて収益を得るというベルギーリーグらしいクラブ哲学で経営している。小規模クラブとして尊敬できる理念をもっていると思う。


それに対してポルテイモネンセは毛色が違う。ヨーロッパの中小クラブによくある個人オーナーがいて、収益が上がれば何でもいいと経営である。日本人選手を毎年のように獲得するのもその選手と育て上げるというよりも、日本マーケットからのスポンサー集めの手段であろう。安く仕入れて高く売り利益を得るという経営は他のクラブと同じだが選手を育てようなんて考えていない。


商売だからポルテイモネンセのオーナーのような経営手法でも正しい。しかし小規模のクラブを買い取ってそれまでユースとトップの間に選手育成の交流がなかったような組織を改革して、クラブ経営を楽しんでいるシントトロイデンでは理念が違うように思える。


富安を700万ユーロで売却したくらいでは初期投資を回収できないだろうが、もっと大化けするような選手を育て上げてほしい。鈴木優馬なんてシャルケに移籍できるくらいの選手になってほしい。そしたら内田も喜ぶことでしょう。