サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

リーグ戦の再開時期

2020-04-22 09:23:56 | 日記

ラリーガはこのまま再開しないような雰囲気だが、セリアAはとにかく再開してシーズンを完了させるつもりのようだ。オランダは政府がイベント禁止を9月1日まで延長したので、再開はできなくなった。無理をしてでも無観客でも再開したいのはテレビの放映権料を維持するため。これはどのリーグでも同じだろうが、ラリーガの場合はレアルマドリードとバルサに放映権料が集中して、この2クラブはたとえ放映権料がなくなってもつぶれることはない。だから再開できなくてもいいのだろう。

 

さてAリーグの場合はどうかと言えば、4月半ばに設定されていたFOXテレビからAリーグへの3か月ごとの支払いがストップしている。11クラブあるAリーグの各クラブには90万豪ドル(6300万円)ずつの放映権料が払われる。これがストップしているのでクラブの経営は破産寸前である。実際にパースグローリーは選手を一時解雇している。

 

Aリーグのシーズンは10月から4月までの日本でいう秋春制、こちらでは春秋。プレシーズンは7月から始まるので選手の契約は単年ならば7月1日から5月31日までである。Aリーグの選手の半分は単年契約で仮にシーズン再開が6月以降にずれこめば、契約を更新するかなどをする必要が出て来る。

 

FOXにしてみれば試合が開催されていないのに金は払えない。加入者も減少していて先週には社員を200人解雇している。ない金は払えないのである。まさに玉突きの悪循環である。

 

Aリーグは残り6節で、レギュラーシーズンの後のプレーオフをやらないとしても5月31日までにシーズンを終了するためには毎週2試合やるとしても3週間は必要だし、再開前のトレーニングも最低2週間は必要だろう。とすればもう活動を再開させる時期ではあるが、政府の活動制限命令は5月中旬まで続く。ビーチに行っても罰金をくらうような状態だからどう考えても制限が撤回されなければサッカーは無理である。

 

連邦政府からの休業補償がクラブに入らない限り、Aリーグの維持は無理だろう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿