サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

オーストラリアのガソリン価格と静岡県の斉藤一族

2023-11-03 08:34:53 | 日記

ウクライナ戦争が始まって以来、ガソリン価格が高止まりして今週は無鉛ガソリン、日本でいうレギュラーが1リットル=175円くらいである。ほぼ1週間くらいの間隔で価格は上下して、来週は190円くらいになるかもしれない。その次の週はまた下がって180円を切るかも知れない。どうしてこんなに頻繁に上下するのか知らないが、国際情勢にも左右されるので、ウクライナとか中東で戦争が起こると、ああまたガソリンが高騰すると憂鬱になる。

 

4,5年くらい前は1リットル=120円から130円くらいの時期もあった。もう30年くらい前だがもっとも安い時期は1リットル40円なんてこともあった。あの頃が懐かしい。

 

さてもう廃業してしまったが、筆者の母方の実家は静岡県でガソリンスタンドを経営していた。江戸時代末期から油屋を営んでいた由緒ある店で、油屋さんがそのままガソリンスタンドになるという分かりやすい発展であった。筆者が子供のころは昭和石油の系列で、昭和石油がシェルとくっついて、昭和シェルになり、最後には昭和がとれてシェルになった。筆者が学生時代に就職先に石油の元売り会社を考えていたが、祖父からこの業界は斜陽産業だから絶対にやめろと言われて、結局石油関係には行かなかった。

 

祖父のガソリンスタンドは地元の大企業である大昭和製紙とつきあいがあった。多分、営業車がガソリンを入れるときにビジネスアカウントを作ってもらっていたのだろう。子供のころは祖父の店は大昭和製紙の大きな工場にガソリンを卸しているのだと勘違いしていた。一介のスタンドがそんなことをするわけがなかったのだが。

 

大昭和製紙のオーナーは斉藤一族である。昔は静岡県知事、県選出の国会議員も一族で占めていた。選挙になると大昭和製紙が取引先に投票を依頼してきて、依頼というよりは締め付けだった。叔父から筆者の母に電話があり、次の選挙は斉藤先生に投票して欲しいという依頼である。

 

政治に無関心のノンポリの田舎者であれば、親族がお世話になっているので斉藤先生に投票しようということになる。実に単純な業界への締め付けである。日本の政治ってこういうものなんだろう。後年に斉藤一族は汚職などのスキャンダルがあって没落したし、製紙業界も斜陽産業である。

 

 

 


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