サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

ケーヒル

2016-02-20 13:08:33 | 日記
ケーヒルが上海申花から契約を打ち切られてどこに行くのかまだ知らないが、そのケーヒルがAリーグとFFA(オーストラリア協会)の姿勢を批判している。

ケーヒルがAリーグに戻ることはないだろう。年俸が高すぎるし36才という年齢もネックかもしれない。しかしケーヒルが戻ってくれば集客も増えると思うが。

さてケーヒルはデルピエーロがAリーグでプレーしたことも批判している。Aリーグ全体としての姿勢、ひいてはFFAがオーストラリアのフットボールをどのように発展させたいのか見えないからという理由からだ。

Aリーグはクラブによりばらつきはあるが、観客も15000-20000人は入っているし発煙筒事件が頻発して極端なウルトラスもいる。ただしコアなサポとそれ以外の大多数の差が激しすぎるようにも思える。

WCに3回連続出場してもアジアカップで優勝してもそれがAリーグの活性化に全くつながらない。まあこれは日本も同じだが、優秀な選手がでてくればすぐにヨーロッパのトップリーグに行きたがる。そして優秀な若手がなかなか出てこない。

そしてAリーグの問題点は10クラブしかなく、2部との降昇格もない。3クール制の27試合でそれが終わると上位6チームによるプレーオフである。オランダも似たようなシステムだが、非常にわかりにくい。

リーグは10月からスタートして7位から10位のチームは2月末くらに早々とスケジュールが終わってしまう。いくらなんでも短すぎるだろう。

なぜこんな中途半端なことをしているかというと、人気プロスポーツであるラグビーリーグとオージーボールとシーズンをバッテイングさせないためだ。この2つのスポーツは3月から始まって9月末、ちょうどこちらの秋から春までなのだ。スタジアムをAリーグのチームと共有しているケースが多くこうならざるを得ない。

それに人気面ではラグビーリーグとオージールールのほうが圧倒的に上なので、シーズンを重ねることなどできない。マスコミへの露出が減ってしまうからだ。

中途半端なリーグ運営と人気を上げるためにプランがない協会に対してケーヒルが大不満なのはもっともな話だ。

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