香川真司がシントトロイデンからセレッソ大阪へ復帰するようだ。まだ正式発表はないが、どのメディアで断定的な記事なのでそうなるのだろう。もうすぐ34才の香川に対して誰もが2つの思いを持っている。
①2010/2012のドルトムントで大活躍したころの香川真司はどこに行ってしまったのか。
たった2シーズンの輝きだったがあまりにもまぶしかった。日本人選手でビッグクラブで最大の活躍だった。香川がマンUに行かずに、あのままドルトムントにいればどうなったのだろうか。
しかし年俸も関係していただろうし、何よりもミーハーな香川がマンUからのオファーを断れなかったのだろう。ルーニーと2トップを組むはずが、ファンペルシーが来てしまい、そこからおかしくなった。そしてファーガソンの引退。運もなかった。
②ベシクタシュ、サラゴサ、PAOK、シントトロイデンと移籍を繰り返してもどうしてどこでも活躍できなかったのか。
怪我が多い選手であるし、そこから出番が減少してコンデイションを落とす。その繰り返しである。しかしそれだけなのだろうか。
筆者は2015年1月のアジアカップで香川のプレーをみたことがある。2014年8月にマンUからドルトムントへ復帰したシーズンである。ドルトムントは大不調で一時最下位まで落ちた。そんなころに1月だから香川も不調だった。チームが不調だから香川も不調なのか。それを生で見たかったが、アジアカップでの香川はキレがなく、パスミスの連続だった。
日本は1次リーグを3連勝して遠藤ヤットの150キャップなどもあって大いに盛り上がっていたが、QFでUAEにPK戦負け。筆者は決勝までチケットを買っていたので、大ショックだった。UAE戦では日本の最後のキッカーとなった香川がPK外して敗戦。香川不調の象徴のような試合だった。
マンU後からは怪我も多かったのだろうが、もう2010年前後の全盛期は失われていた。そこから8年たっても昔のイメージが強烈すぎて、失望も大きい。セレッソ大阪に復帰しても大した活躍はできないだろうし、現在の香川にそれを求めるのは酷である。
年齢的な衰えもあるだろうし、清武、乾など長期に渡ってヨーロッパで活躍した選手がJリーグに復帰しても、昔のキレが戻った選手はいない。香川には晩節を汚してほしくない。セレッソ大阪に戻るのではなく、現役引退を勧めます。
このころの香川には戻れない。
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