サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

さよならデイエゴ

2020-11-26 08:01:04 | 日記

今朝デイエゴ・マラドーナが死んだニュースを聞いてショックを受けた。享年60才。長年不摂生がたたり健康不安だったが、まさか60才で死ぬとは思わなかった。60才代で監督をしている人はたくさんいるし、まだまだフットボール界に貢献できただろう。

 

マラドーナの一番の思い出は1993年10月31日のシドニーに行われた1994年アメリカWCの大陸間プレーオフの第1戦、オーストラリア対アルゼンチンである。当時33才のマラドーナは10番でキャプテン。前半37分にバルボのゴールでアルゼンチンが先制。このゴールのおぜん立てをしたのがマラドーナだった。

 

右サイドを相手DFを3人引き連れていたが、しつこく粘って絶妙なクロスを上げた。そのクロスにバルボがヘッデイングで決めた素晴らしいクロスとゴール。その後にオーストラリアが1点返して1-1ドロー。ブエノスアイレスでの第2戦は1-0でアルゼンチンが勝ち、アルゼンチンがきわどくWC出場を決めた。ただしWC本大会にマラドーナがどうなったかはご存知のとうり。

 

さてこのシドニーでの試合のアルゼンチン代表には、若きガブリエル・バチスチュータも先発していた。オーストラリア代表にはオレリオ・ヴィドマー、マーク・ボスニッチなどがいた。時代を感じさせる。

 

マラドーナはもっとまじめな人生を送っていれば、もっと長生きできただろうし、フットボールレジェンドとしてFIFAで活躍できただろう。しかしそれではマラドーナらしくなかったかも知れない。現役のフットボール選手が晩年に太ってしまう人はいるが、マラドーナほどに体形が変化してしまった例も珍しい。

 

さよなら、デイエゴ。