前半は原口、鈴木、伊東の決定機の中で1本でも決めていれば少なくとも引き分けにはできた試合だった。メキシコはヒメネス、ロサーノというエースがしっかりと決める決定力。日本は決めなければいけないシーンで決められない。この差だろう。
後半になってメキシコがフォーメーションを変えてギアを上げてきた。1対1では勝てないし個人技も相手のほうが上。その時の森保監督の声がマイクで拾われた。「ガマンだよう」だった。もちろん劣勢になっているんだからガマンだろうけれど、相手の戦術の修正に対して、それに対応するにはどうすればいいのかを指示すべきだろう。
体格も同じようなメキシコは日本のお手本と言われるが、完成度の高いチームだし、そこに個人技を持ち仕掛ける選手ばかり。そして決定力があるエースが二人。こんな強い相手に対して日本はどのようにすれば勝てるのか。
鈴木武蔵が決めていればなあ。それにしても後半は霧がひどくてほとんど試合が見えなかった。久保のライバルと言われるべテイスのライネスは後半終了間際にちょろっと出てきただけ。二人のマッチアップを見たかった。