サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

斉藤光毅

2020-11-05 08:05:14 | 日記

横浜FCの斉藤光毅が今冬にベルギー2部のロンメルに完全移籍することになった。このロンメルはCITY FOOTBALL GROUPのひとつで、マンCITYからの青田買いということになる。さてマンCITYから青田買いされることにどのような意義があるのだろうか。

 

板倉と食野も同じ立ち位置だが、板倉は2019年1月にマンCITYに移籍して、即フローニンゲンにレンタル。今は3シーズン目になる。食野は2019年8月にマンCITYに移籍。板倉よりも半年遅い。すぐにスコットランドのハーツにレンタル。1年後にポルトガルの1部クラブにやはりレンタル。買い取りオプション付き。

 

板倉のフローニンゲンへのレンタルは2021年6月までだろう。そして買い取りオプションが付いているかどうかは分からない。しかし普通レンタル移籍は1シーズンだから板倉がフローニンゲンに残留するのかどうかは分からない。

 

両名に通じることは、マンCITYから青田買いされているとはいえ、マンCITYに復帰できる可能性はほぼゼロということだ。現在マンCITYから他のクラブ、ロンメル、ジローナなどのグループ内のクラブなどにレンタル中の選手は約30人もいる。ほとんどが20才前後の若手だ。

 

斉藤光毅が移籍するロンメルには4人もレンタル中である。つまりロンメルはマンCITYからの吹き溜まりのようなクラブである。斉藤の場合は板倉などのように身分が不安定なマンCITYからのレンタルではなく、最初から完全移籍であることだ。少なくとも最初の1,2年は次のレンタル先がどこになるのかを心配しなくてすむ。

 

しかし斉藤のキャリアアップを考えればベルギーの2部に行くのはどうだろうか。行けばいいというものでもないだろうし、1年後、2年後の自分のキャリアをどうするかを考えて欲しい。まだ19才と若いから行ってみたいという気持ちは分かる。しかしそれがベルギーの2部では斉藤の将来に役立つのかどうか疑問でもある。