木漏れ日

日差しがキラキラと躍ってる…

左手首骨折 橈骨遠位端骨折&尺骨茎状突起骨折

2011年10月15日 | 骨折
北海道旅行から帰った翌日の6日
 レントゲン写真と紹介状を持って乳腺でお世話になっているH医大へ娘の運転で向かいました

あいにく整形外科の診療はこの日はお休みだそう
 HPでは「整形外科 一般外来・初診 紹介のみ」の表示に「紹介状持ってるし…」
と一縷の望みを抱いていたんですが
担当の先生は手術中とか…
「もし我慢できる様でしたら 明日来ていただけませんか?」と事務員さんの申し訳なさそうな言葉

カルテが在るからここの病院がいいし… 応急処置もしていただいてあるし…

で、7日の朝再び 病院へ
事務員さんの「昨日はごめんなさいネ」の言葉に和みます

応急処置の添え木を外し…だいぶ腫れていました
ニセコの診療所で撮って頂いたレントゲンを見ながら 指しながら
 「此処がずれて 縦に亀裂が入ってますね こちらの骨(尺骨)にもちょっと骨折が…」

レントゲンをあらためて撮り 再び外来へ

レントゲンを見ながら
「ずれているから引っ張って整復してみます」
麻酔注射を手首外側に…
 「ちょっと痛いけれど… ごめんね」
ちょっと振動しても痛むから添え木を嵌めてもらい 放射線科へ
 …手を画面に映しながら 引っ張ったり捻ったり
「時間が経ってるからちょっと心配したけれど思ったより戻りそう…」
う~ん
 グッと我慢してるけれど あまりの痛さに呻り声
「痛いねぇ もうちょっとの間 頑張ってネ」
看護婦さんも横から応援 励ましてくれ

整復したところでプラスティックの石膏を嵌め
 その場でレントゲン撮影

外来に戻り 先ほど撮った写真を見ながら
「やはりまだずれてます たぶん手術になると思いますよ 来週の水曜日 専門の先生の診察受けてください」 
  それから三角巾で吊ってると腕が下になって浮腫み易いから立てて揚げててください

たしかにパンパンに浮腫んでます
「そして指はグーパー握ったり開いたりよく動かしてくださいネ」とも

「浮腫みとれますか?」
術側(乳がん)の左手なので少々心配で聞いてみました
その事もあってか医師も「分かりません…」
で、さっそく三角巾は外し 肘から直角に上に掲げ右手で肘を支えちょうど顔の横に手のひらが来る感じ
 なんだかこの方が痛みも少ないような…
机など台があるときには肘を突いて…お行儀悪いけれど仕方ありません
 
風呂は石膏を濡らさない様(カビが生えるそうです) 温まりすぎないようにすれば良いそう(^^)
ナイロン袋で覆って輪ゴムで閉じ その閉じたすぐきわをタオルでぎゅっと縛り バンザイして^_^;
 サクサクと入ってます 寒い時期で無くって良かった

寝るときは枕をもうひとつ並べ(固めの)それを支えに手を立てかけて
…まるで腕と添い寝してるみたい

立てて過ごした結果3日程でむくみが取れて萎んできました(*^^)v




12日水曜日 弟に乗せてもらい病院へ

CT撮影
 腕のCTってどうやるのかしら?いろいろ想像してましたが
台の上にうつぶせに寝て…トンネルに向かって
 撮影する手を伸ばし 頭の前方に在る台の上に乗せてジッとしていました

撮影後 手の外科 末梢神経外科のS医師の診察

凄~い CT撮影の画像は3D(@_@)
 ぐるっと360度回しながら説明してくださいました
語り口が優しくって穏やかで ホッ! 親しみが持て(^^)

「橈骨遠位端骨折 尺骨茎状突起骨折」との診断
橈骨がずれているのと縦に亀裂が入っているから手術を奨めますと

橈骨は金具を入れてずれと亀裂を固定 尺骨の方はワイヤーで括る手術

「100人医師がいてこの症例を診断したら99人の医師が手術を奨めると思いますよ」
ですって
「若いから 手術を奨めますよ」とも
若い? かなぁ ま、整形の患者さんには高齢者多いでしょうし

「明日午後1時半から 手術しましょう」
先週診てくれたK医師が手術になることを見越して手術室の手配をしてあるそうです

なにか緊急の事がないかぎり日帰り手術出来るそう
「緊急の事を想定して入院の支度して来た方が良いですか?」
とお聞きしたら 
「いや しなくて良いよ そうは説明するけれど今まで入院になったことは無いから」ですって

看護師さんから
「明日は朝食はしっかり食べて 昼食は軽く食べて 12時50分頃来て下さい」とのこと

へ~っ(@_@) 食事しても良いんだぁ

帰りは友人Kちゃんに迎えに来てもらい お蕎麦屋さんでお昼を食べ
 ついでに買い物にも寄ってもらい 帰宅

13日木曜日 娘に付き添ってもらって病院へ

娘に手伝ってもらい手術着に着替え…肩首の付け根のところから袖口までホックで開くようになってます
 ゴムのスリッパ(手術室用)に履き替え
あっ 昨日マニキュアやアクセサリーの事は聞いたけれど化粧は聞いてなく…
 どうしましょう 化粧して来ちゃいました

看護婦さんがS医師に聞きに行ってくれ
「元気そうに見えるから良いよ」とのお言葉に 笑いながら手術室に入ったのでした

手術台にのぼり 脇の下 腕寄りの所に麻酔注射
 この麻酔は“まだら”に効くから痛かったら局所麻酔を追加しますとのこと
麻酔を打つとき小指辺りがビリビリ痺れ…どうやらそこ辺りに麻酔がいちばん効くんだそうです

消毒して…その後は顔の左上から向こうはカバーが掛けられ見えるのは右側の計器だったり点滴だったり
部屋の中をキョロキョロするのみ

軽音楽が流れるなか 手術開始
メスがスーッと走る感じする ガンガンじゃないけれど鈍痛が
 局部麻酔を何箇所か打ってくれて まもなく感覚が麻痺(^^)

途中経過を教えてくれたり 大丈夫?とか 痛いですか?って声掛けてくれたり
 リラックスできる様な感じの話題だったり
「パーフェクト」とか「上手くいった」とか先生方の言葉にもホッとします

金具を入れた側 縫う頃にはまた感覚が戻ってきて鈍痛
 ガーゼの様な物で拭う触感もする
「チクチクする感じしますか?」
の問いにそこまでは感じないが触る感じはしますと応え…
 でも最後の方を縫う頃にはチクッチクッ縫う度にそれも感じるようになり(/_;)

その後“尺骨”の手術 こちらは麻酔が良く効いていて痛みは無し
 サポートの先生の「さすが~」とか「ピッタリ」なんて言葉が嬉しい

すべて終わったのは4時半過ぎ
 3時間の長丁場 添え木でサンドイッチ状態にして包帯を巻き

ちょっと気になっていることを質問
「骨の状態はどうでしたか? 弱くなっていましたか?」
「竹を裂くように亀裂が入るのは弱っている骨では起きないですよ
  そんなに弱い骨ではないですよ」

あ~ 良かった 
 去年に続いての骨折で もうボロボロなのかと…
それでもアリミデックスは飲まなきゃいけないし…途方にくれていたんです
 
手術台から降り 首から手を吊ってもらい 術後に撮ったレントゲン写真を見せて頂き説明を受け
 看護婦さんに着替えを手伝ってもらい 無事帰宅できるようになりました

患部は麻酔が徐々に切れて 小指側尺骨の方も夜8時過ぎには感覚が戻り痛くなって(/_;)

処方された抗菌剤フロモックス錠と痛み止めを飲んでも ズッキンズッキン
 
一緒に旅した友人OさんとSさんに それからKちゃん スノードロップの友人にも
 心配させちゃった友人達にメール 何かしている方が気が紛れ
なにもしてないと時々痛さを飛ばしたくって大きな声を出したい衝動^_^;

身体の末端に近いほど痛みを感じるってホント あらためて実感
 痛み止めが切れると痛くって夜中3時頃暗い中 起き上がってロキソニンのお世話になり
それでも何とか眠れました

翌14日1時 娘に乗せてもらい病院へ
受診
 傷を見て「キレイですね 大丈夫ですね」
手のひら親指の付け根の辺り 小指のしたの辺り触りながら
「痺れてませんか?どんな感じ?触ってるの分かる?」
何となくおおぼったいけれど感覚はあります

透き通ったシートのした はっきり見える傷口
 それが破れてしまわない様に透明のシートで覆うってくれ

「お風呂もサクッと入るなら構わないよ(^^) 勿論濡れないようにカバーして」

「指 グーパーできます?」
 手術した傷のある反対側 腕の外側がピキピキ ズーンと痛みます
親指を曲げると親指の付け根から肘に向かって激痛(/_;)

添え木でサンドイッチ包帯で包み診察終了
「痛みは今日辺りがピークだと思うから できるだけグーパーやって指を動かしてね」
の声に送られ診察終わり


おまけのこと

この日廊下で順番待っていたら 乳腺外科の主治医が通りかかり
「昨日手術だったんだって?」
「エッ?知ってたんですか? エッ?どうして?」
「手術室に名前あったもの… 手を突いちゃったの?」
「ちょっと北海道で…雪道で…^_^;
   ツアーの内4人も…」
「もう雪降ってたの?
  4人もぉ(@_@) 
   お疲れ様…  お大事にネ…」
って 乳腺外科K先生と連れ立って昼食に行かれました

なんだか嬉しい出来事でした


 

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4 コメント

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こんばんは~ (ケセラセラ)
2011-10-21 23:05:44
ギプスした腕がホントに痛そうです。
日帰り手術されたんですね。
局部麻酔って全部聞こえて分かっちゃうから、
ちょっとビビりますね。

そういえば腕のCTって??
なるほど、そうやって撮るんですねぇ。

>夜8時は感覚が戻り痛くなって(/_;)
うわぁ、痛かったでしょうね。
手に心臓がある感じでズッキンズッキンって感じでしょうか。><

”橈骨”って何て読むのか、どこの骨なのか調べちゃいました。

乳腺外科の主治医からの言葉も嬉しかったですね。
夜に痛みが出ないで眠れること祈ってます。
とにかく、お大事になさって下さいね。

んっ?この記事は右手だけ?の入力ですか。(^^;
返信する
ありがとうございます (Rグレイ)
2011-10-23 22:51:10
ケセラセラさんこんばんは
 ありがとうございます

>手に心臓がある感じで
そうそう そうなんですよ
ズッキンズッキンってね
やっぱり末端の傷ほど痛みは酷く

んっ?この記事は…
そのとおり 右手がフル活躍してます
それでも手術後 手首が安定しグーパー運動の効果かシフトは押せるようになりましたよ

ボチボ頑張ります
返信する
Unknown (しらほ)
2011-10-25 22:51:57
手術お疲れ様でした。
ハラハラしながら記事を読み進めました。
無事に終わってホッとしてます。

局部麻酔では先生たちの言葉が耳に入るので手術中は気になりますよネ。。。
「アレ?」とか「マズイ」なんて聞こえてきたら「何事?大丈夫?」と心配しちゃったりします。。。

ホント無事に手術が終わって良かったです。
これからも安静に…
早期回復を願っております。
返信する
ありがとうございます (Rグレイ)
2011-10-27 10:21:06
しらほさんこんにちは
 ありがとうございます

そう手術中の会話は見えないだけに気になりますよね
今回 先生方の会話に一度も不安になることが無く(^^)堅苦しくなく 温かい雰囲気で
時には笑いも出たりして…
さりげない先生方の気遣い嬉しく思いましたよ
先生方のひと言って大きいから
 こういう医師にめぐり会えありがたいですね

ボチボチ焦らず頑張ります
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