木漏れ日

日差しがキラキラと躍ってる…

映画「ハドソン川の奇跡」「怒り」

2016年10月03日 | 映画
次から次へと発生する台風の影響で
 はっきりしないお天気が続いて 蒸し暑いような肌寒いような…

身体がついていきません


気分転換に映画観賞してきました

「ハドソン川の奇跡」



クリント・イーストウッド監督 トム・ハンクス主演

2009年1月15日にアメリカニューヨークで実際に起きた飛行機事故の背景に迫っています

乗客乗員155人を乗せた飛行機がマンハッタン上空850mで
 全エンジン停止という危機に見舞われコントロールできなくなり
  機長は必死に機体を制御し、ハドソン川に着水することに成功

その後も浸水する機体から乗客を速やかに誘導 指揮をし 全員が無事生還する
 サリー機長は 一躍英雄として称賛される

が、その判断が正しかったのか…  
 国家運輸安全委員会の厳しい追及がおこなわれることになります

臨場感に溢れ 結果が分かっているのにドキドキ

皆が助かってめでたしめでたし…
 その 背景にはあのような事実があったのですね

乗客の中には日本人の方もいらっしゃったらしく
 とある番組で この映画を観て 事実を知り驚かれていました

実際の機長には会えてないから この映画を観て
 トム・ハンクス演じる機長が本物に思え お礼を言いたくなったともおっしゃっていました

エンドロールが始まっても 席を立たない下さいね


そしてちょっと前に観た

「怒り」



原作者 吉田修一 のミステリー小説を 李相日監督が映画化

八王子で起きた凄惨な殺人事件の現場に「怒」の血文字が残されていた
 1年経っても事件は未解決のまま 犯人は顔を整形し どこかに…
 
千葉の漁港 東京 沖縄の無人島を舞台に 3つの物語が繰り広げられる

それぞれの場所で 前歴不詳の男と知り合った人たちの 疑い 不安 信頼
 そのはざまで揺れ動く様子が描かれています

実は私 この「怒り」上下巻 半年ほど前に読み終えていて
 犯人は分かっていたんです
  読んでいるときは苦しくって重くってザワザワ…

そんなわけでドキドキ感は味わえませんでした が
 
その分 原作がどんな風に表現されているか 役者さんの演技力の際立ちとか
 違う感じで楽しめました


宮崎あおいさん
 愛子を演じるために7kg太って臨んだそう

歩き方 話し方 かもしだす雰囲気 原作の愛子そのものが其処に居て 感嘆しました

渡辺謙さん 綾野剛さんは観る前はイメージがちょっと違うんじゃない? って懸念しましたが

さすが!
 漁港のおっちゃんや直人が其処に居ました

妻夫木さんも凄かったし
 沖縄の少年辰哉君演じた彼のこれからが楽しみです