木漏れ日

日差しがキラキラと躍ってる…

介護認定面接

2012年05月11日 | 母のこと
8日
 母の介護認定見直しの為 市役所職員さんが来られました

3月末
 介護認定見直しの書類を作成、提出
4月上旬
 生活の様子・認知などの状態の質問に応えた書類を持参して医師の診察を受け
 
 その後 半月ほどした頃 市役所から電話があり母が在宅しているこの日が面接日となりました

9時半
 こられたのは若い女性職員さん

まず母に
「お名前は?」…〇〇  

あっ 今日はちゃんと自分の名前を言えた^_^;

日替わりで 息子の名前だったり 親戚の人の名前だったりするんですよ

「生年月日?年齢は?」
  
昭和…う~ん何年だっけ わすれちゃったよぉ
 ホントは大正15年生まれ^_^;
年齢?
  63歳…かねぇ  
   (おいおい 私と一緒?…心の中でつっこみ)
  あぁ違った60歳だった
   (私より 若!)

「今の季節 分かる?」
  冬でしょ?

と まぁこんな具合

職員さんが腕時計を見せ 
「これ何だか分かる?」
うん 時計でしょ?
 「そうだね」と言いながら腕時計を外して見えない所に置き…

職員さん「私ねぇ Rって名前なの(職員さんの名前は偶然私と一緒だったんです) 
  誰かこの名前の人知っている?」

母「そうRさんなの ふ~ん 娘の名前と一緒だね」
 へっ(@_@) 私がわかるの?  

もう暫く前から
「私の名前分かる?」って聞くと
“施設の人…私の世話してくれる人”とか“おばさま”とか…
もう何ヶ月も前から母の口から私の名前は出てきません

久々分かったのかな?って喜んだのもつかの間

職員さんが私を指差して「この人の名前はRさん?」って聞いたら

この人はRさんじゃないよ 娘じゃないよ(どっひゃ~)
 この人は哲子さんじゃんねぇ
 (母の従姉でもう10年も前に亡くなって…私とは体格も顔も似ていないんです)
 
「じゃ娘さんは どこにいるの? お勤め?」
  どこへ行ったのかねぇ?お勤めはしてないよ ねぇ(って 私に同意を求め)

やれやれ なんとも漫画チックな受け答え
 
椅子に座って足を延ばしたり曲げたり
 ホントなら 母が自分で椅子に座らなければいけないんですが
足が悪く自立できないのでそれは不可能

…不可能でも 検査項目に入っているので一応やらなければいけないとの事で 困った様子
そこで思案
 車椅子に座らせて 足を曲げたり延ばしたり

もうひとつは 自分で寝返りが出来るか?
 それも上を向いて寝るのが出来ないので 寝返りは出来ないのですが
一応それも見なければとの事

で、痛がるところを見てもらえば良いと やらせてみました

諸々の質問 検査を終え
 帰るときに腕を見せて
「さっき 此処に何か着けてなかったっけ? なに着けてたか分かる?」
  分からない 何か着けていた?(腕時計の存在はすっかり忘れています)

最近では排泄の自覚も無く 自分でトイレも行けなくなり

こんな状態の母をみて職員さんは 
「この状態で自宅で看るのは大変でしょ? 施設に入れる事は考えた事はないですか?
  何か希望は?」
と…

考えた事がないと言えば嘘だけれど
 介護する人がいれば“特養”への入居は不可能に近く
高額の費用が掛かる施設には手も届かず…期限の分からない介護の為に使う事もできず

なのでできる事なら安価に利用できる施設を増やして欲しいとダメモトでお願い

面接が終わったのは11時半過ぎ
 2時間も経っていたんですね 

2年程前に介護認定の見直しをしてその時の判定が要介護4
 さて今度は…
下がってしまうと今利用しているサービスが受けられなくなってしまい…
 今のままのサービスが受けられる介護認定が降りますように  


足が悪くて自立歩行できない事もこうなったら幸いと思って
 …もっとも自立歩行が出来なくなってから 認知症が出てきたんですが…

今の状態を少しでも長く 横這い状態で…
 これ以上悪くならない事 願うばかりです