木漏れ日

日差しがキラキラと躍ってる…

皆既日食 第3回乳がん患者会

2009年07月23日 | 患者会
朝からどんより厚い雲に覆われ
 時折外に出て 空を見上げるけれど全然雲間が開く気配なし

10時過ぎから見られる筈の部分日食が 残念ながら雲の向こう
 仕方なくテレビにかじりつく
テレビから流れる映像も雲に覆われあまり芳しくなく… 

それでも皆既日食 まさにその時 
 あたり一面アッという間に真っ暗になり
  気温もかなり低くなっている様子

テレビを通じても幻想的 神秘的な雰囲気が伝わってきます

科学が進歩した今の世の中 分かっていてもあの暗さに驚き感嘆の声があがるのだから

その昔予測も無く日食が始まったら 人々が恐れおののくのも当然のこと

宇宙の神秘を垣間見た瞬間でした


  ネットから写真をお借りしました


そして午後 第3回乳がん患者会が開かれました

この前駐車場でお会いしたOさんと又駐車場でお会いし
 この前の検診時だから…2ヶ月ぶり

笑って再会を喜び 一緒に会場まで


今回はテーマ別4つのグループに別れ交流会です

①乳房再建について
 ②下着について
 ③病気、治療、副作用などについて
   (O先生に入っていただき)
 ④悩み事、心配事、気分転換法など
   (先輩患者さんにも入っていただき)

それぞれ希望のグループに入って交流会でした

私は ③のグループに入り 話を聞いたり質問したり…

最初に口火を切った方は 再発転移したら…治療法
 再発したらどの位生きられるのか 質問

次の方は 放射線治療の肺炎の発症メカニズム 発症率

他にはホルモン剤の副作用 健康診断について…

放射線治療
 O先生がボードに図を書いて説明
  肺炎になる確率や治療方法も説明してくださる

次に再発 転移について

肺 肝臓 転移 初期症状はあまりない事が多い
骨転移でも初期は症状がないこともあり 骨シンチ検査で見つかることがあるそう

だから半年毎の検診は大事って事ですね

腰が痛くなったりすると心配になったりするが
 骨転移の場合 時々痛くなるって事はなく痛さの程度の変化はあるが痛みは続くそう

再発 転移の腫瘍が見つかってもそれ一つとは限らない
 まだ細胞レベルで画像に映らない物がたくさんある可能性大という事で基本的には手術で取ることはしない

抗がん剤やホルモン剤を使い緩和治療をする

抗がん剤を使うと言っても術後のそれとは使い方が随分違い
 術後は再発を抑える為の物なので強めに徹底的にやっつけたい治療

再発後は軽い治療で効果が得られ がん細胞を押さえ込めれば良いわけで
 
 腫瘍の状態を見ながら 抗がん剤の量も期間も長くして
  …例えば3週間1クールを6週間1クールにしたり量も少なくしたり…
そんな感じで治療しもし再発しても 平均余命は4~5年あるそうです


再発なんて話題はちょっと横に置いて避けていたい怖い話です
この話題に参加者の中のひとりが

「『再発 転移したら…』なんて心配していても…
心配する気持ちに時間を無駄に使うより 今を 元気な時を大事にしよう 
『再発したら転移したら』なんて<してから>考えるようにした方が良いと思う」と… 
ホント 確かにそうです 私もそう思います

でもこれを話題に出された方
 お年寄りのお世話をなさっていて それも3人…

もし<再発したらどの位生きられるか…>…は 

お年寄りを施設に預ける算段をしなくてはいけないし
 余命を自分の楽しむ時間にも充てたいしとおっしゃっていました

そうよね 寿命に順序はないし
 介護で自分の余生を奪われるのも寂しすぎる

しみじみ よく分かる心情です 


3ヶ月に1度の患者会
 会の名称はまだ本決まりにならず 次回に持ち越し
  次回10月には決まるでしょう

こうしていろいろお話が聞け
 何より同じ病気と闘っている人達と交流でき 元気を貰える事に感謝です