木漏れ日

日差しがキラキラと躍ってる…

今週 観た映画

2009年01月25日 | 映画
私の住んでいるこの地域 TOHOシネマズが2箇所あります

一箇所は市中心部 自宅から車で30分ほど南西方向に向かった所に 
  もう一箇所は北西方向へ車で15分程行ったショッピングセンター内に 

フリーパスポートは全国どこのTOHOシネマズで使えるのだそうで
            ※六本木ヒルズのみ交換ポイントが9000ポイント

メジャーな作品はどちらでも上映しているので
  近い 駐車料金が掛からない <○○ストリート 浜北>へ

<○○ストリート浜北>で上映していない作品を<浜松>へ観に行っています

さて今週


19日 「感染列島」

人類が体験したことがない新型ウイルスが原因で起こる、感染拡大の恐怖と闘う人々の姿を描く



新型インフルエンザが、いつどこで発生するか……
というニュースが連日のように新聞やテレビを騒がせているこの頃
とても絵空事と思えなく 恐怖を覚えながら観ました

特に冒頭の飛沫感染の元 唾がゆ~っくりと飛んでいくさま…
こんな風に伝染してゆくのだと
 目に見えないものがあたかも目に見えるような映像 ゾッとしました


それにしても この頃妻夫木君の泣き顔よく見ますねぇ

NHKの大河ドラマ「天地人」の直江兼続 
最近やっている再放送ドラマ「ブラックジャックによろしく」の中でも…

男性が泣くのはかっこ悪いっていう人がいるけれど 妻夫木君の涙はなんか暖かくて良いです


この映画の中で 出てきた言葉

『たとえ明日 地球が滅びようとも
  今日 君は りんごの木を植える』

希望が持てる 前向きな言葉でホッとしました



20日 「プライド」

境遇も性格も正反対の音大生の女の子同士が、
オペラ歌手の夢を目指し互いに切磋琢磨していく青春ストーリー



オペラの世界を本格的に描いた一条ゆかりの同名マンガを基に描かれている
昼ドラ? 韓国ドラマ?と いう感じの展開だけれど 原作が漫画なので… 

映画史上初めて使用の許可が降りた新国立劇場でのロケーションも見所
<史緒>を5オクターブの声域を持つ歌手のステファニーが演じ、
ライバルの<萌>を満島ひかりが演じる

満島ひかり 

歌唱力や 演技の迫力には驚き
二面性のある役をみごとに嫌味なく演じ分けていて
原作者の一条さんが、彼女の演技を絶賛しただけのことはあります 

『この子どこかで見たことが…』と思ったら
前回のNHK朝ドラ「瞳」に瞳の友人役で出ていた子だと 後で分かりました

あの時 ダンスもとても上手だった
   沖縄アクターズスクール出身だそうです

可能性をいっぱい持った<満島ひかり>この先どんな役でお目に掛かるでしょう 楽しみです
 

オペラ部分の歌唱は吹き替えでしたが
 他の部分の歌はステファニー 満島ひかりが歌っています

この二人のデュエット「A Song For You」や主題歌「プライド」と~っても良く 感動しました

<オペラ イタリア留学を賭けて闘志を燃やす音大生>
 このシチュエーションに惹かれ 観た映画です

想像していたよりはるかに歌唱力が優れていて
    …ずぶの素人が批評できる訳はないけれど

 観て良かった作品です

  

23日 「トウキョウソナタ」

東京に暮らす、ごく普通の家族がたどる崩壊から再生までの道のりを、
家族のきずなをテーマに見つめ直した人間ドラマ
黒沢清監督が、累積したうそや疑心暗鬼などにより、
ありふれた家庭を壊していくさまを現代社会を映す鏡として描いている



リストラされたことを家族に打ち明けられずにいる父・竜平(香川照之)。
ドーナツを作っても食べてもらえない母・恵(小泉今日子)。
米軍へ入隊する兄。こっそりピアノを習う弟。
何もおかしいものなんてなかったはずなのに、いつの間にか深まる家族の溝。
それでも、みんながみんなを思いやるとき、バラバラの不協和音が一つの旋律に変わる――。


24日 「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」

1950年代半ばのアメリカの郊外の街で、夢と希望に人生を懸けようとする若い夫婦の葛藤と運命を描く



舞台は、アメリカが経済的な繁栄を謳歌していた1950年代半ば。
郊外に居を構え、幼な子とともに希望に満ちた生活を始めたはずの若夫婦は気づいてしまった。
システムの歯車に組み込まれ、最新のモノに囲まれて暮らすことの虚しさを。
都会での死ぬほど退屈な仕事に夫は嫌気がさし、瀟洒な家に閉じこめられた妻は内的に壊れていく…
「何不自由ない暮らし」の中で増幅する「満たされない心」…

売り言葉に買い言葉
 言葉は口から出たら一人歩きします
どんなに後で取り繕っても 謝っても戻ってはくれません

近くにいても親しい間柄でも
 言ってはいけない 言葉がある筈です
その言葉を発しない…それはお互いを思いやる心が根本にあれば…

壊れてしまうところまで追い込められたら思い遣る心も持てないか…

「トウキョウソナタ」「レボリューショナリーロード/燃え尽きて」
この2本の映画の根本に流れているものに
  
 …形は真反対 片や家族で何も話さない
           片や話しはしているが…
 何か共通点があるような感じがしました


日常 親子間でも 夫婦間でも深い会話ってあまりしていないかも…

分かり合っているようでも 実は灯台下暗し
     お互いのホントの姿が見えてなかったり…

一歩間違えばこういう現実に突き当たるかも…

結局全てを投げ出して、リセットする、ということは なかなか難しいのだろう

日常の積み重ねの事象なだけに ボタンの掛け違えで起こりそう 在り得そう
 
夫婦ってなんだろう どうすれば…
 一歩間違えば 怖いし 寂しい
  お互いの幸せを考えているのに…


いろいろ考えさせられた 映画でした