木漏れ日

日差しがキラキラと躍ってる…

映画「P.S.アイラブユー」

2008年11月13日 | 映画
映画「P.S.アイラブユー」を観てきました


 
突然の悲劇により最愛の夫ジェリーを失ったホリー
彼の死を受け入れられず、絶望に打ちひしがれる彼女のもとに、
ある日1通の手紙が届く
その手紙の差出人は亡き夫だった
それから毎月1日になると、夫から消印のない手紙が届くようになるが…(シネマトゥデイ)

死んだ夫が死ぬ前に妻のその後を予測して「P.S.アイラブユー」で終わるラブレターを
妻が行くであろう所に仕込み その届くラブレターにより妻が生きる希望を見いだしていく

妻への愛情に溢れた夫ジェリーを演じたのは『オペラ座の怪人』で怪人を演じたジェラルド・バトラー 妻ホリーをヒラリー・スワンクが演じている
ホリーの母親役にキャシー・ベイツの名演
親友役のリサ・クドローの楽しい演技があって楽しい映画になっている
夫ジェリーの死に至る過程等の描写がなく 
回想シーンに笑顔で出てくるから悲壮感は全く無いと言って良いほどです

この映画を観るにあたって
「辛い場面がたくさんあったらどうしよう…」とちょっと心配でした
それは今の自分の情緒からすると平静で観られる自信が無いからです
でも それは杞憂でした

ホリーはひとことで言えばチャーミング 
ジェリーは自分の死よりも奥さんのその後の失望からいかに立ち直らせるかという事の方が心配になったのだろう
 死に直面した時にそんなふうに考えられるのだろうか…

自分がジェリーだったらどうだろう…
死と向き合って 愛する人のその後の心情まで把握して頑張れるだろうか…

物語と言ってしまえばそれまでの事
 こんな事ができる心情に心揺さぶられ
  親子でも夫婦でもそんな関係が築けたら幸せ 

と感慨に耽った映画でした