西天満、インドカレーの「もりやま屋」

12月8日、土曜日。晴れ。
 異様に面白い本を読んでいて、お風呂で茹だる朝。
 だーさんが昨夜から「カレーライスが食びたい」と言っていたので、今日はカレーライスを頂くべく大阪方面へと出かけました。

 最近、新しいコートをおろして着ています。薄手で袖短めのややAライン、エクリュとベージュの中間ぐらいの色合いで、全体に同系色の糸で刺繍があるんです。ふふふ、お気に入りです。

 西天満と聞いても場所がわからない私は、梅田から歩くだけとは思いませんでした。意外と近いのね、でもちょっと歩かされるのね…。銀杏並木の黄色に見とれつつ、足元の落ち葉が踏みしだかれてるのを眺めつつ、カレーへの期待で胸膨らませながらずんずんと歩いたのでありました。
 …やったあ、到着!
 “インドカレーとうまいチャイのお店、もりやま屋”。

 店内は割と狭いのですけれど、ほどよくごちゃごちゃしつつ木の温もりがあって落ち着く感じです。
 評判のいいお店のようですが、先客はお一人さま。店主さんと一緒に、あだこだとおしゃべり中(世界各地のビールの話とか…?)。私たち二人も、テーブル席で和み中。 
 “インドカレーとうまいチャイのお店”なのにビールを頼み、チャイの付くセットは頼まない私たちって…。店主さんごめんなさい。
 ←これは誰だ。

 は~い、運ばれてきましたよん。
 こちらはだーさんの、チキンカレーでっす。
 盛り上がっているのがチキンの塊。凄くほぐれやすそうでした。 

 そして私のは、ダール豆と野菜のカレーでっす。
 
 どちらのカレーにも野菜が色々入っていて、すっごく満足~な深いお味でした。 

 こちらのホットホットソースで、辛さの調節が出来るのです。
 二人揃って辛党なので、結構かけました。そのままでも美味しいですけれど。 

 カリフラワー、カボチャ、インゲン豆、茄子、ニンジン…。私の苦手なオクラも入っていましたので、滅多にないことだからと思い味わってみました。うう、やっぱり苦手でした。少量ならば食べられるようになったのですが。

 カレーライスはやっぱり美味しいなぁ。お昼のメニューはカレーが三種類、他のカレーも頂いてみたいですねぇ。 
 そう言えばオーダー時に、大盛りにするかどうかでだーさんが迷っていたのでした。 
 だーさん:「(普通の)量はどれくらいですか?」、店員さんの女の子:「えっ…普通ぐらいです」。…そりゃまあ、そうですけれどもさ。ご飯150グラムとか200グラムとか言ってもらえると、わかりやすいのにな…(え、無理?)。

 食後は結構歩きました。なかなか良い腹ごなしになったのではないでしょうか。だーさんメインで楽器店を冷かし、私メインで古書街を冷かし。
 途中、書店では「このミス」の立ち読みをしました。皆川博子さんのページが気になってしまったのです(某所で小耳に挟んで)。
 何か…胸を突かれました。大好きな作家さんだからいつも、「長生きして作品を出してください」なんて思ってしまうけれども、それがご本人を鞭打つようなファンの願いだったら悲しいなぁ…なんて。直木賞をとった後の、好きな作品を書かせてもらえなかった時期のことも、何となく何処かで聞き知っていましたけれど、あらためてご本人の言葉で読むと、本当に切なくって泣けてくるぅ。
 「このミス」、面白そうなので欲しくなりましたが、あれ一冊目を通すのも大変そうですね。やっぱ私は立ち読みでいっかぁ…。

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