バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

オンコリスBは後場急伸、FDAが抗がん剤「OBP-801」の治験開始を承認

2014年12月24日 | 癌 ガン がん 腫瘍
オンコリスバイオファーマ <4588> が後場急伸し、午後0時46分に107円高(13.52%高)の898円を付けた。

 22日正午すぎ、FDA(米食品医薬品局)より「OBP-801」の第1相臨床試験の開始の了解を得たと発表した。「OBP-801」はアステラス製薬 <4503> からライセンス導入し、抗がん剤として開発した。

 オンコリスBによると、発がん遺伝子を持たない人でも周辺環境の変化で遺伝子構造が変化(エピジェネティック変異)し、遺伝子発現に影響を受ける場合がある。こうした変化ではヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)の発現が上昇していると言われ、「がん抑制遺伝子」の発現を抑制する。

 「OBP-801」はHDACを阻害することで、変化した遺伝子構造を正常に戻し、がん抑制遺伝子の発現を誘導。がん化した細胞を細胞死へ導くことでがんの増殖を抑制する。日経ニュース(Web版)2014/12/22


遺伝子1種入れ皮膚細胞を血管細胞に 慶大・久留米大チーム

2014年12月24日 | 細胞と再生医療

 慶応義塾大学の森田林平専任講師と吉村昭彦教授らは久留米大学と共同で、人間の皮膚細胞に1種類の遺伝子を導入して血管の細胞に変化させることに成功した。iPS細胞などの万能細胞を経ずに済み、短期間で目的の細胞を作り出せる。動脈硬化や血栓などの治療につながるほか、肝臓や腎臓など立体的な移植用臓器を作るのにも応用できるとみている。日経ニュース(Web版) 2014/12/23


「遺伝子の検索」は可能か。グーグルの新たなる挑戦

2014年12月24日 | からだと遺伝子

「遺伝子の検索」は可能か。グーグルの新たなる挑戦
ついに人体の情報まで検索できる日が来るのでしょうか。

インターネット上の膨大なデータの整理に挑戦してきたグーグルが、今度は「自閉症の遺伝子解析」に挑みます。

クラウド上への遺伝子データベース構築を目指すプロジェクト、「Google Genomics」にて、グーグルは1万人規模の自閉症患者、及びその家族のデータを集めようとしています。目的は、研究者が自閉症の原因となる遺伝子情報を探すことができるよう、そのデータをインデクシングすることです。そう、まさにグーグルが今までインターネット上でしてきたように。GIZNODO.,2014.12.23