バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

伝達性海綿状脳症の試験法

2010年07月17日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2007-515215 出願日 : 2005年5月23日
公表番号 : 特許公表2008-500045 公表日 : 2008年1月10日
出願人 : ジ・アドミニストレーターズ・オブ・ザ・チューレーン・エデュケーショナル・ファンド 外1名 発明者 : フランク・オー・バスチャン

伝達性海綿状脳症(TSE)の新規検出方法を提供する。本方法は、被検者が伝達性海綿状脳症にかかっているかどうかを判定するために、この被検者からの血清試料を選ぶステップと、この試料中のスピロプラズマタンパク質と免疫反応する抗体を検出するステップとを含む。本方法では、標準的なELISA法によって、組換えスピロプラズマ特異性Hsp60と反応する個々の血清試料中の抗体を検出する。本方法では、TSEが存在すると必ず発生するスピロプラズマ感染を示す試験用血清中に抗体が存在することを定量することにより、TSEの迅速な検出が可能になる。本方法は、脳組織を用いたプリオン検出診断のために従来は必要であった侵襲的な技術を用いずにTSEの存在を検出するメカニズムを提供する。本方法は、死後の組織を用いる必要なしに、生きている患者のTSEを検出する手段を提供する。本方法は、血清または脳脊髄液試料中のTSE感染特異性タンパク質に対する抗体を検出する、初めて見出された方法を提供する。 e-kouhou 特許公開・明細書