バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

遺伝的に操作された微生物株を用いる、スフィンゴイド塩基の改善された生産

2010年07月10日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2009-508256 出願日 : 2007年5月11日
公表番号 : 特許公表2009-536521 公表日 : 2009年10月15日
出願人 : コスモフェルム ビー.ブイ. 発明者 : シェーファー,ステッフェン 外3名

 本発明は、式Iのスフィンゴイド塩基、またはその塩もしくはエステルをCDW1gあたり少なくとも0.5mg生産する遺伝的に操作された微生物株、詳細には遺伝的に操作された酵母株を提供する。本発明は、式Iのスフィンゴイド塩基またはその塩もしくはエステルをCDW1gあたり少なくとも0.5mg生産する遺伝的に操作された微生物株を得る方法を提供する。この方法は、a)セラミドシンターゼ活性を有する酵素および/またはセラミダーゼ活性を有する酵素であって、後者の酵素が式Iのスフィンゴイド塩基を含有するセラミドを選択的またはさらには特異的に加水分解できる酵素をコードするポリヌクレオチドの発現を増大させるステップ、および/またはb)スフィンゴ脂質Δ8-デサチュラーゼ活性を有する酵素および/またはセラミダーゼ活性を有する酵素であって、後者の酵素がスフィンゴイド塩基としてフィトスフィンゴシンもしくはジヒドロスフィンゴシンを含有するセラミドを選択的またはさらには特異的に加水分解できる酵素をコードするポリヌクレオチドの発現を低減させるステップ、および所望の生産性を有する株を単離するステップを含む。 明細書pdf >> かんたん特許検索

セレノメチオニン含有タンパク質生産酵母

2010年07月10日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
国際出願番号 : PCT/JP2007/054003 国際出願日 : 2007年3月2日
国際公開番号 : WO2007/100075 国際公開日 : 2007年9月7日
出願人 : 独立行政法人産業技術総合研究所 発明者 : 千葉 靖典 外2名

セレノメチオニンに感受性であるピキア属酵母に自然変異によりL-セレノメチオニン耐性を付与することにより、セレノメチオニン化タンパク質を生産するピキア属酵母を新たに作出するとともに、さらにメチオニンアミノアシルtRNA合成酵素遺伝子をピキア属酵母に導入して、良好なL-セレノメチオニン化タンパク質生産性を有する酵母を得る。これにより、L-セレノメチオニン化(セレノメチオニン化)タンパク質を大量生産することが可能となる。 明細書pdf >> かんたん特許検索

ピキア(Pichia)属酵母及びその製造方法

2010年07月10日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2004-371706 出願日 : 2004年12月22日
公開番号 : 特許公開2006-174767 公開日 : 2006年7月6日
出願人 : 国立大学法人神戸大学 外1名 発明者 : 近藤 昭彦 外3名

【課題】 耐熱性に優れた新規なアーミング酵母及びその製造方法の提供。
【解決手段】 細胞表層に酵素が提示されたピキア(Pichia)属酵母;かかるピキア属酵母の製造方法であって、分泌シグナル配列、酵素の構造遺伝子配列、糖鎖結合タンパク質ドメインをコードする配列をこの順で、あるいは分泌シグナル配列、糖鎖結合タンパク質ドメインをコードする配列、酵素の構造遺伝子配列をこの順で有するプラスミドを調製し、次いでこれをピキア属酵母に導入した後、メタノールを含む培地で培養することを特徴とするピキア属酵母の製造方法。明細書pdf >> かんたん特許検索

細胞膜透過ペプチドを提示したナノ粒子による細胞への物質導入

2010年07月10日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2005-281443 出願日 : 2005年9月28日
公開番号 : 特許公開2007-89440 公開日 : 2007年4月12日
出願人 : 国立大学法人神戸大学 外1名 発明者 : 近藤 昭彦 外2名
発明の名称 :

【課題】標的細胞や標的組織への目的物質の導入効率をさらに高める。
【解決手段】タンパク質、脂質及び有機ポリマーから成る群から選ばれる少なくとも1種を構成要素とする、導入物質を内包可能なナノ粒子であって、該構成要素の少なくとも1種に細胞透過性ペプチドを共有結合し、該ナノ粒子表面に細胞透過性ペプチドを提示させてなるナノ粒子。  明細書 >> patent astamuse

オリゴメリックタンパク質を細胞表層に提示する形質転換細胞

2010年07月10日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2003-207401 出願日 : 2003年8月12日
公開番号 : 特許公開2005-58010 公開日 : 2005年3月10日
出願人 : チッソ株式会社 外2名 発明者 : 古川 裕孝 外1名

【課題】活性を保持した状態でオリゴメリックタンパク質を細胞表層に提示した形質転換細胞を提供すること。
【解決手段】オリゴメリックタンパク質を細胞の表層に提示する形質転換細胞による。明細書pdf >> かんたん特許検索

ヘテロ接合性の消失を利用した二倍体細胞染色体特定領域のホモ化方法

2010年07月10日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2008-20848 出願日 : 2008年1月31日
公開番号 : 特許公開2009-178104 公開日 : 2009年8月13日
出願人 : 月桂冠株式会社 発明者 : 小高 敦史 外4名

【課題】本発明は、ヘテロ接合性の消失を利用した二倍体細胞において特定の位置に存在するヘテロ型の目的の構造遺伝子および/または調節遺伝子をホモ化する方法。
【解決手段】ヘテロ型の目的の遺伝子を相同染色体の特定の領域に有する二倍体細胞から、該遺伝子についてホモ型である相同染色体を有する二倍体細胞を製造する方法であって、以下の工程を含む方法:
(1) 第一マーカー遺伝子を二倍体細胞におけるヘテロ型の相同染色体のいずれかに挿入および/または置換する工程;
(2) 工程(1)で得られた二倍体細胞を培養し、第一マーカー遺伝子の発現を指標にして第一マーカー遺伝子が導入された二倍体細胞を選抜する工程;
(3) 工程(2)で得られた二倍体細胞を培養し、該第一マーカー遺伝子の脱落を指標として、該特定の領域における目的の構造遺伝子および/または調節遺伝子についてホモ型である相同染色体を有する二倍体細胞を得る工程。明細書pdf >> かんたん特許検索

細胞の表層にビオチンを提示した微生物

2010年07月10日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2008-118136 出願日 : 2008年4月30日
公開番号 : 特許公開2009-261371 公開日 : 2009年11月12日
出願人 : Bio-energy株式会社 外1名 発明者 : 近藤 昭彦 外3名

【課題】アミノ酸からなる分子以外の分子を表層に提示できる微生物を提供すること。
【解決手段】本発明は、ビオチンを細胞表層に提示する微生物を提供し、この微生物は、ビオチン化酵素を菌体内で発現し、そして該ビオチン化酵素の認識配列を有するアクセプターペプチドを細胞表層に発現し、それにより該アクセプターペプチドのリジンがビオチン化されてビオチンが表層に提示されている。本発明はさらに、アミノ酸からなる分子だけでなく任意の分子を含む目的分子を微生物の細胞表層に提示する方法を提供する。明細書pdf >> かんたん特許検索

変異HIVに有効な抗体 ワクチン開発前進か 米国立衛生研究所などのチーム

2010年07月10日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
2010.7.9 12:39
 さまざまなタイプのエイズウイルス(HIV)の感染や増殖を防ぐ「中和抗体」を見つけたと、米国立衛生研究所などの研究チームが米科学誌サイエンス(電子版)に8日、発表した。研究チームは「(まだ実用化されていない)エイズワクチンの開発を加速させることになるだろう」としている。

 HIVは遺伝子が非常に変異しやすいため、患者自身の免疫機能によって感染を防ぐ中和抗体を作ることができても、すぐに効かなくなる問題がある。

 研究チームはHIVに感染したが発症していない60歳の男性の血液から、さまざまな変異ウイルスに有効な2種類の中和抗体を発見。報告されている変異ウイルスのうち約90%に結合し、無力化することを確認した。(共同)MSN産経ニュース 2010-07-09

「iPS細胞」がもたらす医療革命

2010年07月10日 | 医療 医薬 健康
瀧本 大輔(日経ビジネス記者)
 主力薬の特許が2010年前後に相次いで失効し、後発医薬品にシェアを奪われて収益が激減する「2010年問題」。多くの日本の製薬会社は、バイオ医薬や抗体医薬といった次世代の医薬品へのパラダイムシフトに乗り遅れ、かつてない危機に立ち向かおうとしている。 日経BP(Webサイト)2010-07-09