バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

マンモスのゲノムほぼ解読:リバースエンジニアリングで再生の可能性も?

2008年11月25日 | NEWSクリッピング
 約2万年前の標本の体毛を使って、ケナガマンモスのゲノムがほぼ解読された。 全ゲノムの解読が完了すれば、現代にマンモスを復活させることも夢ではなくなるかもしれない。http://wiredvision.jp/news/200811/2008112522.html

欧米からの新タイプのB型肝炎患者が急増

2008年11月25日 | NEWSクリッピング
高い慢性肝炎への移行率
 新しいタイプのB型肝炎が増加しています。グローバル化の影響で欧米から入り込んできたB型肝炎ウイルスが“犯人”。慢性肝炎に移行する危険性が高く、専門家は警戒を強めています。

 日本人のB型肝炎は、かつてはほとんどが感染した母親から生まれた赤ちゃんが慢性化して肝硬変や肝がんに進むことが多かったのですが、国をあげての対策が功を奏し、現在では母子感染はほとんどいません。

 かわって性交渉やピアスの穴あけ、覚せい剤の回し打ちなどが原因で感染する成人後のB型急性肝炎が増加していますが、ほとんどの人は自然治癒し慢性化しないのが一般的でした。 日経BP(今日の健康アラーム)2008-10-29

根粒菌・菌根菌と植物が共生するために必要な遺伝子を発見

2008年11月25日 | 菌類 細菌
農業生物資源研究所は、ミュンヘン大学、大阪大学、かずさDNA研究所と共同で、根粒菌や菌根菌と植物の共生に関与する遺伝子の一つである、Cyclops遺伝子を発見しました。
土壌微生物である根粒菌や菌根菌が植物と共生すると、それらの微生物は植物に必要な栄養源を供給し、植物の生育に対して重要な役割を果たします。植物が根粒菌と菌根菌の両者と共生する際には、共通の共生遺伝子が関与することが知られており、今回その1つであるCyclops遺伝子をマメ科植物の一種から発見しました。http://www.nias.affrc.go.jp:80/press/20081125/

多様なバキュロウイルス種によるタンパク質生産が可能なカイコ系統

2008年11月25日 | 医療 医薬 健康
出願番号 特願2005-355871  公開番号 特開2007-159406
出願日 平成17年12月9日(2005.12.9)
公開日 平成19年6月28日(2007.6.28)
発明者 日下部 宜宏・伴野 豊・李 在 萬  出願人 国立大学法人九州大学

発明の概要 【課題】本発明は、AcNPV感受性カイコ及びバキュウロウイルスを用いることを特徴とする、組換えタンパク質の生産方法を提供する。
【解決手段】本発明に用いられるカイコは、好ましくは、下記i)~iv)のいずれか一つの系統のカイコである。 i) AcNPV感受性であるc11系統のカイコ、又はc11系統と同一の生物学的特性を有するその変異体; ii) AcNPV感受性であるd17系統のカイコ、又はd17系統と同一の生物学的特性を有するその変異体; iii) AcNPV感受性であるf10系統のカイコ、又はf10系統と同一の生物学的特性を有するその変異体);及び iv) AcNPV感受性であるf38系統のカイコ、又はf38系統と同一の生物学的特性を有するその変異体。 J-Store >> 特許コード P08A013604

新規DNA分解酵素

2008年11月25日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 特願2006-148872 公開番号 特開2007-312744
出願日 平成18年5月29日(2006.5.29)
公開日 平成19年12月6日(2007.12.6)
発明者 石野 良純・當利 和夫  出願人 国立大学法人九州大学

発明の概要 【課題】新規DNA切断酵素蛋白質、及びその遺伝子を提供する。
【解決手段】ピロコッカス・フリオサス、ピロコッカス・アビシ、ピロコッカス・ホリコシイ、又はサーモコッカス・コダカラエンシス由来の新規DNA切断酵素。当該酵素は、一本鎖DNAの3'末端を認識して分解するので、DNAの一本鎖と二本鎖の構造上の違いを利用して、任意のDNA鎖を特定の部位で切断する技術開発に利用することができる。更に、高温で作用を発揮できるので、基質であるDNA鎖自身の高次構造形成による切断反応抵抗性を回避した状態で用いることができる。 J-Store >> 特許コード P08A013614

タンパク質への外来分子の部位特異的な連結及びその利用

2008年11月25日 | 医療 医薬 健康
出願番号 特願2006-299023  公開番号 特開2008-054658
出願日 平成18年11月2日(2006.11.2)
公開日 平成20年3月13日(2008.3.13)
発明者 神谷 典穂
富永 譲
丸山 達生
後藤 雅宏

出願人 国立大学法人九州大学

発明の概要 【課題】トランスグルタミナーゼ(TGase)を用いて、ペプチド又はタンパク質へ部位特異的に外来分子を連結する方法の提供。
【解決手段】ペプチド又はタンパク質はTGase(トランスグルタミナーゼ)が認識可能なリシン(Lys)残基又は第1級アミンを有し、そして分子はアニオン性(例えば、核酸)であり、かつTGaseが認識可能なグルタミン(Gln)残基を有する。好ましい態様においては、TGaseは微生物由来のものであり、かつTGaseが認識可能なGln残基(Q)は、カルボベンゾイル-L-グルタミルグリシン(Z-QG)として存在しTGaseが認識可能なグルタミン(Gln)残基(K)は、MKHKGSとして存在する。in situ ハイブリダイゼーション、DNA/プロテインチップ、バイオセンサーに応用可能である。 J-Store >> 特許コード P08A013624


リン酸化酵素の新規基質ポリペプチド

2008年11月25日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 特願2007-032018  公開番号 特開2007-236388
出願日 平成19年2月13日(2007.2.13)
公開日 平成19年9月20日(2007.9.20)
発明者 片山 佳樹・姜 貞勲  出願人 国立大学法人九州大学

発明の概要 【課題】Rho-キナーゼ、タンパク質キナーゼ(PK)C eta、PKC alpha、またはPKC betaにより特異的にリン酸化を受ける基質ポリペプチドを提供する。
【解決手段】Rho-キナーゼ特異的基質として一般式(I)Xaa-Xaa-Xaa-Xaa1-Xaa-Xaa-Ser/Thr-Xaa2-Xaa3-Xaa-Xaa4で表されるポリペプチドが、PKC eta特異的基質として一般式(II)Xaa5-Xaa-Xaa6-Xaa7-Asn-Ser/Thr-Xaa8-Xaa9-Leu-Xaa-Xaaで表されるポリペプチドが、PKC beta特異的基質として一般式(III)Leu-Xaa-Xaa10-Xaa-Xaa11-Ser/Thr-Xaa12-Xaa13-Leu-Xaa-Xaaで表されるポリペプチド。 J-Store >> 特許コード P08A013627

免疫応答の誘導方法

2008年11月25日 | 医療 医薬 健康
出願番号 特願2002-305078 公開番号 特開2004-137221
出願日 平成14年10月18日(2002.10.18)
公開日 平成16年5月13日(2004.5.13)
発明者 秋山 健一・高井 俊行・貫和 敏博
出願人 独立行政法人 科学技術振興機構

発明の概要 免疫応答、特に抗腫瘍免疫応答を誘導しうる樹状細胞(DC)や、該DCをヒトを含む動物に投与する免疫応答の誘導方法や、該免疫応答の誘導方法に用いられる免疫応答の誘導剤や免疫応答誘導用キットを提供すること。アポトーシスが誘導された腫瘍細胞(ATC)を、トリニトロフェニルを用いてハプテン化し、該ハプテン化したATCに抗ハプテンIgG抗体を複合させ、得られるATC-ハプテン-抗ハプテンIgG抗体複合体(ATC-IC)をDCと共培養し、ATC-ICはDC上に発現しているFcγRを介してDCに効率よく取り込まれ、DCの成熟を誘導する。このATC-ICを取り込んだDCでマウスを免疫すると、効果的にCTLが活性化され、強い抗腫瘍免疫応答が惹起される。 J-Store >>  特許コード P04A004332

植物細胞内への遺伝子導入法

2008年11月25日 | 植物&農業
発明の名称 遺伝子導入法
データ収録日 2005年1月11日
出願番号 特願平09-093202 公開番号 特開平10-262666
特許番号 特許第3151657号
出願日 平成9年3月26日(1997.3.26)
公開日 平成10年10月6日(1998.10.6)
発明者 小沢 憲二郎・大川 安信・石毛 光雄
出願人 農林水産省農業生物資源研究所長

発明の概要 ポリエチレングリコール法において、ポリエチレングリコールと反応させるDNA濃度を50μg/ml以上に高めることにより、長鎖DNA(100kb以上)を高い効率で植物細胞内に導入する。その工程は(a)プロトプラスト懸濁液、ポリエチレングリコールおよび長鎖DNAを、長鎖DNAの終濃度が50μg/ml以上あるいは100μg/ml以上になるよう混合する工程、(b)プロトプラストを収穫し、洗浄し、培地中で培養する工程、(c)形質転換細胞を選抜する工程を含む。 J-Store >> 特許コード P04A005191

プリオンタンパク質遺伝子発現の検出方法

2008年11月25日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
発明の名称 プリオンタンパク質遺伝子発現の検出方法、検出用キット、検出試薬、プリオンタンパク質遺伝子発現の抑制剤ならびにプリオン病の予防および/または治療薬

出願番号 特願2002-243715  公開番号 特開2004-081034
出願日 平成14年8月23日(2002.8.23)
公開日 平成16年3月18日(2004.3.18)
発明者 手塚 雅勝・渡辺 雅紀・茂木 久実  出願人 学校法人日本大学

発明の概要 【課題】的確にプリオンタンパク質を検出し得るプリオンタンパク質遺伝子発現の検出方法、検出用キット、検出用装置、プリオン病の治療に有用なプリオンタンパク質発現の抑制剤、プリオン病の予防および/または治療薬、治療方法、ならびに、抑制方法の提供。
【解決手段】ヒトまたは動物由来組織中のグリセルアルデヒド-3-リン酸デヒドロゲナーゼ(GAPDH)の酸性アイソフォーム(acidic isoform)および塩基性アイソフォーム(basic isoform)を検出する工程を含むことを特徴とするプリオンタンパク質遺伝子発現の検出方法。GAPDHの塩基性アイソフォームを増加させ、および/または酸性アイソフォームを減少させることを特徴とするプリオンタンパク質発現の抑制剤。当該抑制剤を含む予防および/または治療薬。 J-Store >> 特許コード P04A005820