仕事中、
「ら族さん、ごめん。
300円でいいのでお金貸して」
と弱弱しい声で声掛けする人が。
あの着物愛好会の主催者（仮名）。
財布を忘れたらしい。
「明日返す」ということで
貸してあげた。
彼女が消えた後、
同僚の静ちゃん（仮名）が、
「珍しく会社に来たんですね」
とつぶやく。
ホント珍しい。。。
通勤時間がもったいないといって
テレワーク。
その実態は、
自分の遊びの都合で、
出勤日を予告なしで振り替えてしまい、
音信不通。。。
パートは働いた分だけ
お金をもらうからいいでしょう
のスタンス。。
でも、明日は彼女は定休日。
返す気あるのか？
しかもフロアの違う私のところまで
お金を借りに来るとは？？？
なんかおかしい。
主催者（仮名）と同じ部署の人の
メッセージを送る。
「え？？出社してないですよ」
とレスが。。
私たちまぼろしをみたのか。。。。
主催者(仮名）は、
休憩室の片隅で明かりもつけずにいた。
そこは死角で、
パット見ると誰もいないと思う
場所でパソコンを開き、
手元には菓子パンがあった。
朝ごはんを食べてこなかったから
今食べている？？？
一応、どうしたの？と聞いてみた。
「頭が痛くて。。
静かなところで仕事をしたかったので
事業部長に許可を取って
ここで仕事をしているの。
さっき吐いちゃって」
すまんが。。組織変更があったので
事業部長という役職はなくなった。
たぶん、彼女はそのことも
知らないだろう。
「調子悪いならテレワークをすれば
よかったのに」
「午後から打ち合わせがあって」
「だったら午後から出勤するとか
テレワークでテレビ会議に
すればよかったのに」
体調が悪い人の
出勤は不可であることを
忘れている。
そのためのテレワークなのに。
席に戻って静ちゃん（仮名）に
報告。
「むやみにテレワークするから
（情報が入ってこなくて）
肝心な時にテレワークが
できないんですよね。
組織変更も知らないだろうし」
とつぶやく静ちゃん。
その後、静ちゃんを含め
着物愛好会のメンバーで
昼食をとる。
もちろん、主催者（仮名）の
話でもりあがる。
「先週、一週間欠勤で遊んで
いたんでしょう？
調子が悪いといっても
誰も信じないですよね」
「あそこはお子さんが小さいのに
そんなに遊びまわっていて
大丈夫なのかしら」
「ごはんさえ準備してあれば
だんなは何も言わないのかな？」
「有休とってランチに行きましょう
の食事会（欠席にしたけど）、
あれって着物で行くんですよね。
建物と着物が合わないような気がして」
「着物の格が合えば合うと思うけど、
たぶん普段着の着物を着ていくでしょう。。
月に一回しかないランチの開催だから、
なにがなんでも写真を撮りたいんじゃない？」
「今度の愛好会、
欠席にしたけど、
企画に無理があると思う。
着付け後、一時間半もかけて
車で移動して高級ホテルでランチ。
その後、お茶会参加って」
「写真撮りたいからでしょう」
「11時半で移動して
ホテルに着くのが13時ぐらい。
たぶん料理の写真に、
ホテル内外で写真を撮れば
2時間は滞在する。
15時ならともかくも
15時半だとお茶会は
終わっていると思う。」
「お茶を飲めたとして
帰宅したら18時。。。。
無理な企画なんだよね。。」
「藤を見る会。
連休中でしょう。
しかも大渋滞する場所。
駐車場がなくて
駐車場待ちで日が暮れたりして。
企画がこれも無理だなと思って
速攻、欠席にしたけど」
「同じく。
写真のためなら
困難もないし、なんとも思わないんだよね」
「着付け教室も、
ずっと出欠確認をとると
参加者ゼロじゃないですか。
鏡もないし。
教え方も雑いしで」
「ある程度流れがわかったら
YouTubeを見ていた方が
よくわかるんだよね」
「彼女の写真のための
着付けとお食事会なんですよね」
超。。。本音トークをしてしまった
私たち。。
着物人口を増やしたいという
志は素晴らしいと思う。
しかし、二兎追うものは
一兎も得ずの言葉通り、
純粋に着付けを教えて
懇親会としてランチを
すればよいのに、
インスタのためのネタとして
活動するから
こんなことになる。。。。。
