ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

星野富弘さんに思う

2024-05-02 22:11:08 | Weblog

 

星野富弘さん死去 78歳 手足の自由失い 口に筆くわえ創作活動 | NHK

星野富弘さん死去 78歳 手足の自由失い 口に筆くわえ創作活動 | NHK

【NHK】事故で手足の自由を失い、口に筆をくわえて絵画や詩の創作活動を続けていた群馬県出身の星野富弘さんが、28日、呼吸不全のため…

NHKニュース

 

星野富弘さん、

昔、後輩からお見舞いでもらった本で

この人の存在を知った。

 

中学校の教師をしていて

部活の指導で

器械体操の鉄棒から落下。

頸椎損傷により

首から下が動かなくなってしまう。

 

その後、動く口に筆を加えて

絵や詩を掻いて発表していた。

 

どん底の気持ちから這い上がり、

プラス思考の詩を発表して

そんな風になりたいと思っていた。

 

 

が。。。

そんな気持ちは消えてしまった。

 

後輩がクリスチャンで、

彼女自身、キリスト教を信じることで

拒食症から脱出することができたらしい。

そして、この星野さんも

キリスト教を信仰することによって

救われたからあなたも信じて

救われるべきだと

宗教の強要があった。

 

キリスト教を信じたから

救われたで覚めてしまった。。

 

特に彼女の場合、

自分の信じている宗派のみが

救われると信じていたので、

カトリックを嫌い、

宗派を超えた世界平和を祈る会など、

おぞましいの一言で済ませた。

 

宗派を超えた相互理解が

なければ世界平和は整理しない。

 

キリスト教は過去に

キリスト教に改宗するか

しなければ、自分で自分の子を

殺せ。どちらが大切か考えろ

というような無理な改宗を勧めたり、

異教徒を虐殺したという歴史もあり。

 

「神様はあなたなら乗り越えられると思い

 あなたをお選びになったのよ」

病人に対するいたわりと思えない

お決まりのセリフを言う。

 

ということでキリスト教は嫌いです。。。

 

 

そんな感じで、

星野さんのクリスチャンの面を知らなかったら

もっと純粋に好きになれたのかもしれない。

 

 

星野さんは頸椎損傷をして

約50年生きた。

首から下はマヒをしていて

感覚はない。

食事を口に運んだり、

歯を磨いたり、

排泄をさせたり、

また、寝たりや座りっぱなしでは

床ずれができる。

どこずれができないように

体位交換したり、

マッサージをしたりする。

そして絵を描くための

介助もある。

 

家族やいろいろな人が

交代で対応してきた結果、

50年も生きられたと思う。

それ自体奇跡に近い。

 

奇跡の人だと思う。

星野富弘さんのご冥福を

お祈りします。

 

もう一度、純粋な気持ちで

画集を触れたいと思う。

 

 

 

さて。。。あの後輩のその後は、

大学院に進んで、

修士論文を宗教学的に書き、

めちゃくちゃ指導教授に

嫌味をいわれて、

一応卒業はできたけれど、

博士課程には進むことはできなった。

 

その後、仏教系の私立高校の

教師になる。

が。。一年で辞めて、

教会の本部で、

教会の活動のために

働いていると聞いた。

 

 

彼女にとって幸せな道と

思う。

けれど、彼女ほど能力の

高い人であれば、

宗派を超えた世界平和について

活動することも可能だったと思う。

そのように導いてくれる人が

いなかったことが残念でならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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