ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

不快

2023-03-12 22:49:13 | Weblog

着物愛好家の集まりがあった。

会合の後、ランチして、散策がルーチン。

 

このときは直前に

ランチが

寿司懐石からカフェの軽食に

替わった。

 

お店の名前で検索をしたら

ロケーションもメニューも

インスタ映えする店とのこと。

 

つまり主催者のインスタのために

ランチ会場が替わったということ。

 

ある程度のことは仕方ない。

 

 

しかし、現実はすごかった。。。

 

そのカフェのお昼頃のメニューは

モーニングと同じメニューと

ケーキ類と

七輪で焼く生麩スイーツがあった。

 

がっつり食べたかったので

モーニングと同じセットを頼んだ。

主催者は迷いに迷って

「七輪で焼く生麩スイーツ」は

量が少なそうなので

モーニングとそのスイーツの両方を頼んだ。

 

席に着いてからは

ひらすら写真撮影。

主催者は自分が被写体になり人に写真を

撮ってもらうスタイル。

「この角度で撮って」とか

「ポートレートに切り替えて」とか

とにかく写真を撮ってもらっては

確認して指示を出す。

 

静かにこの店のロケーションや

雰囲気を味わっている人にとっては

迷惑極まりない。。

 

 

料理が来ても同じ。

おしぼりが入っちゃうとか

背景がよくないから場所を変わってとかで

いろいろ操作して

その後、またまた自分が被写体になり、

いろいろな指示を出して

確認しての写真撮影。

なかなか料理を食べるところまでいかない。

 

 

食べ終わり、

生麩が七輪とともに出てきた。

これも、

七輪とお皿の位置がと調整し、

七輪に生麩を載せたあとも、

自分が被写体になっていろいろ

指示をだし確認した結果、

生麩が網に張り付き

「取れない」と力を入れた結果、

生麩に乘った小豆やみそが

飛んでしまった。

 

食べて楽しむことより

写真を撮る方が大切のようだ。

 

 

 

その後、梅園に移動。

その梅園は丘にあり

狭い道で一方通行。

 

いろいろなところで立ち止まって

写真を撮る。

いつもごとく指示を出して。

後ろから来た人が待っていようと

お構いなしで撮り続ける。

その都度、私が中断させた。

 

その日は強風でしかも丘の上。

 

今回は暖かい正絹の長じゅばんに着物。

下半身は禁断のヒートテックスパッツに

上半身はヒートテック二枚重ねで

防寒対策をした。

しかしつわものたちは

暖かい結城紬に洋装にも使えるポンチョタイプの

コート、マフラー、手袋。。。

防寒対策のレベルが違う。

それ以上に手持ち品が違うのだ。

 

 

強風と寒さで疲れてきた。

「ら族さんが呆れた顔をしているから

 このくらいにしようか」と

一人が言ってくれたけれど

呆れた顔でなく疲れた顔つーの。

 

しかし「せっかく来たんだから」と

頑張る主催者。。

 

その場を楽しみ

記念に写真を撮るのでなく、

インスタのために写真を撮っている。。。

 

主催者とカメラマンは、

次のイベント会場に消えた。

 

 

私は疲れ果てて

居眠り運転一歩手前で帰宅。

辛うじて着物を脱ぎ、

そのままリビングで潰れた。。。

 

 

翌日、グループLINEを見た

同僚に感想を聞かれた。

「インスタありきだから、

 もう参加しないかも」

と答えた。

「やっぱり?

 私もインスタ見るのを止めたよ」

と。。

 

で。。出来事を伝えると

「急きょお店が替わって時点で

 インスタのために替えたと思ったよ。

 食べ物は温かいものは温かいうちに

 冷たい物は冷たいうちに食べるのが

 一番おいしいと思う。

 記念に一枚だけならともかくも

 演出のためになかなか食べない

 のはおかしい。

 人に迷惑をかけてまで写真を撮ることも

 おかしい。

 それで撮った写真なんて見たくない。

 インスタで友達が増えたというけど、

 そういう友達もどうなのかな」

と。。

 

確かに、

何も知らない人は

うまく写真を撮ると感心して

いいなを押すが、

その実態を知ってしまうと

いいな押せない。

 

よくよく見ていると

和傘とか小道具もでている。

ホント、インスタのための

演出で成り立っている。

 

 

着物愛好会についても

インスタのネタに過ぎず、

最近、参加者が減ったと思ったけど、

そういう嫌な面を見てしまって

参加しなくなったのかなと思った。

 

とにかく、不快極まりない。

 

 

 

 

 

 

コメント
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