ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

手術 後日談

2012-12-12 16:20:45 | 腎臓がん


あとから母と妹から聞いた話。

看護師さんから
手術は14時から15時ぐらいに終わると
聞いていた。


ところが、
NHKの朝の連ドラの再放送を見ていたら
「手術がおわりましたよ」といわれる。
つまり13時前。

「早い」
とびっくりする。




看護師さんにつれられて手術室ちかくの部屋に入る。



先生がきて
取りだした腎臓を見せてくれた


紫の腎臓に対して、明らかに異物と思える黄色い塊があった。

その黄色い塊を差しながら
「これがガンです。出してよかった。よかった」と
先生は喜んでいたという。



腎臓は割ってあったのか、
ソラマメの形はしていなかった。

ただ、空気の袋(のう胞のこと)がたくさんあって
円もあれば楕円形もあり、いろいろな大きさがあったという。


あと、腎臓のまわりにホルモンのような白いものがついていた。
けれど、これはなに?と聞く余裕はなかったという。

でも、感覚は食材を見るノリじゃないか。。
私は無理。。。
料理人じゃないから。。。




もちろん、
ご本人様は、
現物はおろか、
写真も見せてもらっておりません。





部屋から出るとすぐに
私が手術室から出てきた。


「ご家族がみえていますよ」の声かけに
眼を開けて探そうとしたそうだ。
結局、眼は開けれなったそうだ。



その後、
「喉が渇いた」
としっかり自己主張。

「今日はうがいだけね」とたしなめられて
「はい」と答えたとか。


後は、暑い暑いの連呼。

とにかく、声かけに対しては
眼を開けなくてもしっかりはっきりと
答えていたとか。。。。。。。。。


手術室で名前を呼ばれて眼をあけたかも
覚えていないので、
当然、このやりとりは覚えておりません。



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手術 その3

2012-12-12 10:08:10 | 腎臓がん


急に耳が聞こえるようになってきた。
眼を開けなくてはいけないのかなと思う。


次に思ったことは
「暑い」ということ。
暑い暑いを連呼していた。



目を開けるといつの間にか病室に戻っていた。
母と妹が話している。
「一度帰ってまた来るわ」とか。


看護師さんが来る。
「傷見せて。
 痛い?
 ナプキン替えようか?
 みせて。」
と声をかけられる。


妹が帰ってきて家でのチビ(姪)が何していたか
と母に報告していた。


「また、来るね」と帰る母と妹。



意識がもうろうとしている。



いつのころからか
声をかけられると眼を開けなくても
しっかり答えるようになっていた。

しかし、答えた記憶はない。

本人は自覚していなくても、
しっかり答えていたと母と妹。。


こういうときの誘導尋問ってこわい。。
無意識にやばいことをしゃべったりして。。。。



看護師は一時間ごとにチェックにきた。

午前2時。
「データがいいから」と
酸素マスクを外してもらった。


不思議と傷は痛くなかった。
違和感もなかった。
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