ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

あした

2008-07-25 23:35:20 | Weblog
夏の新番組
『tomorrow』。
財政破綻した市民病院の再建を
縦軸にしたドラマ。
それも医療ミスにより8年前に
医師であることをやめた男が
再びメスを握る。

今時、病院の破綻、閉鎖は珍しくなく、
こういう患者のために働く医者に
出会いたいと思いつつ。


おかしいぞ。。。


外科医が脳外科から産科・血管外科まで
オールマウンドで手術ができるんだろうか。
それもどれも緊急手術で事前準備なし。
それもそれも8年もブランクがある男が。
救急医療の医者はオールマウンドに近いらしいけれど
ここまでやらない。
応急処置だけ。


矛盾している。。。


矛盾よりムカつくのが透析医療について。
「透析は儲かる」
「紹介謝礼を他院は100万円払っているけれど
うちは200万円はらってちょうだい」
「体が弱っているから短時間の透析にして」

透析はそんなにもうかりません。
儲けようとするなら、同一メーカーの
ダイアライザーだけをつかい、
透析液量をすごく落とし、
検査の回数もすごく減らすしかない。
そんなことをすれば、
患者は長生きできません。
固定客が欲しいならこういうことはできないはず。
計算を間違えているよ。

それになにその紹介料。。
公立病院がそんなものを出せるの?

体が弱っているなら、血流量を落し
長時間透析をした方がいい。
透析不足ならなおさら。

医療監修に某大学の某教授がみているんだろうけれど、
透析を知らない人なんだろうな。

まちがった「もうかる」情報を流されると
そう思い込む人がでて、
また透析の医療報酬が減らされてしまうではないか。
迷惑だ。


そんな感じで現実と比較して色あせてしまった。


ちなみにコンソールは日○○で
ダイアライザーは××のPMMA膜のもの。
後者は同じTBSの番組のスポンサーだから?


ホントにまちがった情報は困る。。。
明日の透析医療のためにならない。
もう次回はみないかも。
コメント (3)
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