接し方

プールに行く。
透析している人（♂）に声をかけられた。
この人とは私が今の病院に移ってきた頃
一緒に透析をしていた。
私が患者会の役員をしていたこともあり、
顔と名前は知っているが口を利いたことはない。
その後、曜日が変わったり、時間帯が変わり、
そして病院も変わったと思う。

すごく、顔が変わったと思う。
温和な感じが偏屈な感じになった。
できたら話したくない顔つき。
男性は定年を迎えると、顔つきがかわると思う。
会社というしがらみから逃れて
充実した日々をすごしているという人。
会社という階級に慣れていて、
階級がなくなった今、だれかを
踏みつけて自分を優位に立ちたいと思っている人。

この人は後者だと思う。
または、家で産業廃棄物と呼ばれ、
家での居場所がない人に思える。


♂「わしのこと、知っているか」と
聞かれた。
とりあえず、知らないと答えた。

♂「あんたどこの病院だ？時間帯は」
とりあえず、答える。
♂「海外旅行にいったか。○さんはいったぞ」
ら「仕事しているからそんな時間はありません」
♂「仕事しているのか。なにやっているだ」
ら「会社員です。」
♂「なにやっている。事務か。コンピューターか」
ら「事務員ですけれど、いろいろと」
　　コンピューターっていうと、多分この人の
　　指すのは、パソコンだと思う。
　　昔はパソコンに入力するだけの仕事もあったと
　　思う。（おじさんはできないからね）
　　私たちにとってパソコンは仕事の道具
　　（筆記道具であり、報告・連絡手段である）
　　であって、ちょっと意味合いがちがうんだよね。
♂「血圧はいくつだ。降圧剤を飲んでいるか」
ら「１１０ぐらいかな」
♂「そんなの低血圧じゃないか」
　　年齢的には、そんなもんでしょう。

とにかく、言い方がけんか腰である。
「飲んでる」でなく、
「飲んでる」なのである。
このやりとりを聞いていた人も
感じ悪い
というくらい感じ悪い言い方だった。

その後は無視して泳いだ。

気持ちよくなるためにプールに言ったのに。。
気分悪い。。。
私の返し方も悪かったかもしれない。
でも、感じ悪い。。。
せめて
「体調はどう？なんでプールを始めた？」
ぐらいの前向きな話ができんかい！！

私の返し方が悪いんだろうけれど。。。。。


でも、最後に一言！
「ぺらぺらの水着で
プロテクターもつけずに
半ケツでプールに入るの
止めていただけません？」
「指導員の許可が下りるまで、
指導員を離れてもいけないし、
泳いでもいけないんですけれど。
顔出しての平泳ぎは禁止ですよ」

意地の悪いら族でもそういうことは
面を向かっていえないのであった。