ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

今昔ものがたり

2006-09-27 23:24:03 | Weblog
以前、透析中の隣人がうざいとブログで書いた。
最近隣人は体調が悪く、おせっかい焼く余裕もないし、
私自身気にしないようにしているので、
それなりに平穏な日々が続いている。


しかし透析後、更衣室でつかまってしまった。
彼女がいうにはスタッフが冷たいという。
以前は話を聞いてくれた・相談に乗ってくれたのに
そういうことがなくなったという。
といいつつ、相変わらずその日のトップは
捕まえて話をしている。
相談というより彼女の場合体調について話しているので
精神を安定させるためのおしゃべりにちかい。
もちろん、話は深刻だけれど。
時間数的にはとても話をきいてもらっていると思う。
相談事はある場合、透析中に話し合いの場を持つのは
無理なので、別途話し合いの場を持つことを
病院側は公言している。
毎回話をしなくてはならない彼女は特殊なケースだと
思うが。。。


「以前は調子が悪いときは『家についたら電話頂戴』って
いってくれたのに、最近はいってくれないの。
心配していると思い電話したら『ご丁寧に』って
いわれてしまった。おかしくない?」

よくわからないな。。
調子の悪さにもよると思う。
高熱とか自力で車を運転して帰るのが無理と
思われるケースで自力で帰るケースなら
声をかけると思う。
でも、スタッフが残っている時間と患者が
家につく時間とが一致しないとこの会話も
成立しないと思うが。。。


「私は穿刺がうまい人が分院にいくのがわからないのよ。
穿刺がうまい人を動かしてもらいたくないし、
主任がみたいな穿刺がうまい人が夜勤に入らないのが
納得いかないの。

穿刺がうまい人=勤務年数が長い=管理職
よって分院ができて平だけ送っては
病院がまわっていかない。
しかたないことと思うが。
主任は以前は月・水・金の夜は入っていたが
患者の人数が少ないこともあり
火・木・土の夜に入ったことがない。
昼間の方が重度の患者が多いし、
スタッフも多いので主任がまとめないと
まとまらないのも事実。


「Aさんを動かしたのが納得がいかないの。
あのひとは良く話を聞いてくれたし、
なんでCAPDのトップが動くのがおかしい。

Aさんは彼女の元受持ち看護師(男性)
CAPDのトップだったが分院に異動した。
CAPDの患者が減っているのことと
本体彼が勤務年数から主任になるはずだったが、
管理の能力が劣っていて、彼の後輩が
彼を飛び越えて主任になった。
そういうこともあり、本院で仕事をしづらい状況でも
あったので、新しい分院移ったと考えるべきだと思う。
彼にとっては良い話だったと思うが。


今の彼女ではそういうことが見えない。
仕方ないなと聞き流そうと思ったら。。。。


「Aさんは仕事が終わってから
『心配だから電話した』と電話してくれるくらい
心配してくれたの。
女性って家に帰ると主婦だから
仕事のことはきっぱり忘れるけれど
男性はそういうことがないからいいのよ


それは仕事を持つ女性に
対する冒涜です。

今の彼女の受持ちはそういうことができないから
劣っているというの?
仕事を持つ女性は、必ず時間以内に仕事を納めようと
質のいい仕事をしているんです。
時間外にアクションを起こすことが
いい人ということはないと思う。
電話ができるできないで、判断をしないでほしい。
大体、家まで仕事を持ち込む人は
仕事のこなすのが遅いとか、気持ちの切り替えが悪いとか
なんらかの問題があり、
そういう人はメンタルに問題が起きやすいんです。


当然、切れてしまった私は
「私なんて受け持ちは1月に一度しか
この時間帯に入ってくれません。
穿刺が上手な人というけれど、
この確立から難しいのはわかると思います。
夜の時間帯は穿刺がうまい人がすくないと思ったり
冷たいと思うのであれば、
スタッフの人数の多い昼間の時間帯に
移ったらいかがですか?
受持ちでも週に一度は入るようですから」
といってしまった。


今透析に入った人はスタッフの対応は
「こんなもんだ」と思う。
また長い人ならだんだん慣らされていって
「こんなもん」と思う。
しかし、彼女のように15年ぶりの透析室での
透析になると
15年前と今と比較するものかもしれない。
この15年で透析医療は目覚しく変わった。


しかし、「働く女性はだめ」という考えだけは
許せなかった。
コメント (2)
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