計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

次は年越し寒波?

2010年12月29日 | 何気ない?日常
 クリスマス寒波の次は年末年始寒波(年越し寒波)がやってきそうですね。ちょうど、大晦日~1月2日辺りに当たりそうです。それにしても・・・24~25日は「クリスマス」、その約1週間後には「お正月」・・・と色々な行事が目白押し。何とも"too busy"な時期です。

 一方、学生さん達はいよいよ冬休みに入ったため、塾の冬期講習の方も本格的になってきました。特に受験生(中3生)は3年間の総復習のシーズンです。過去の高校入試に出題された問題を用いての実戦演習も本格的になっています。今年は5教科(国語、数学、理科、英語、社会)全てに関わってきたこともあり、自分が中学生当時にはイマイチよくわからなかった事が、今頃になって「なるほど、そうだったのか!」と漸く理解できたこともあります。

 このような今の状況・・・数年前の半導体設計エンジニアだった時代には、まったく想像できなかった姿です。あの当時は、大企業の系列子会社の社員という立場で、雇用の安定性は半ば保障されていた?ものの、自分の人生という意味では苦難の時代でした。だからこそ、自分の人生というものを真剣に考える事が出来たのかも知れません。

 今、大学卒業予定者の就職戦線が厳しいという報道に接するにつれ、かつての自分の辛かった就職活動が重なり、胸が締め付けられる思いがしております。その一方で、彼らの視線が大企業に集中していて、中小企業やベンチャーに向いていないという事実には驚きました。ただ、その心情は理解できます。私もそうでしたから・・・。こう言っては失礼ですが、ほとんどの学生さん、そして大学で指導に当たっている先生方の多くは企業での実務経験がありません。未経験の事について常に正しい判断を下すというのは、難しい事です。そのような状況で、さらにこのような大不況の中で、よりリスクが低い、安定した労働生活を送る事を考えれば、確かに公務員や大企業に行くのが良い・・・と考えるのは無理もない事です。「大企業・公務員神話」が今も尚、根強く残っている事は無理もないでしょう。確かに年収や福利厚生、安定性等を考えれば、公務員や大企業は心強いでしょう。

 それにも関わらず、私は敢えてそこを飛び出しました。その経緯や想いと言ったものはこれまでもこのブログの記事として述べてきましたし(多分)、これからも書くことがあるでしょう。あの頃の辛い日々があったからこそ、私は色々な事を考えることができました。今、私が置かれている状況は、傍目には「より悲惨な(または無謀な)逆境」に見えるかもしれません。しかし、あの当時の事を思えば、少なくとも自分の人生に対して前向きに進んでいます

 テレビ等では芸能関係の話題も見聞しますが、今はAKB48が席巻しているようですね。まさに今の時代を象徴するアイドルグループです。私がエンジニアだった頃は、モーニング娘。をはじめとするハロープロジェクトが時代をリードしていました。今でも、その曲を聴くと当時の記憶の楽しかった部分だけが思い起こされます。苦難の時代の最中にあっても、それでも少しばかりの夢と希望をもって日々の人生を歩んでいました。これが当時の私の支えてくれました。あれから数年・・・この微かな夢や希望が、想像もしなかった数々の展開を経て、漸く現実のものになり始めています。来る年には、またとんでもない、予想もしない展開が待ち受けている事でしょう。願わくば、明るくて面白い怒涛の展開を期待したいものです!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もう年末年始の足音が・・・

2010年12月23日 | 何気ない?日常
 光回線に切り替えてからというもの、ネット環境が激変しました。

 そもそも事の発端は、ずっと使用してきたPCの電源部が故障してしまった事です。このPCには無線LAN用のPCカードを接続していたのですが、この無線LANは2001年の7月に契約したもので、しかも「ネット25」 (一月当たりの接続時間は25時間まで定額超過分は45円/分で加算)で通話速度は最大64kbpsしかもこのPCカードの機種はとっくに生産中止になっているものでした。早い話が、古いタイプのものをずーっと使い続けていたわけです。PCの故障は、即ネットに接続できない事を意味しますので、PCの買換えという事になります。そこで、どうせならPCとネット環境の総入れ替えに踏み切ろうと思い立ったのです。・・・これまで遅い無線LANで慣れていた私にとって、光回線の高速・大容量でしかも定額!まるで夢のような話です。

 しかも壊れたPCをメーカーで確認してもらった所、壊れているのは「ACアダプター」だったので(本体は無事)、これを取り換えれば正常に動作するとの事でした。メーカーに依頼すれば3万円強掛かる一方、自分で純正のACアダプターを購入すれば4千円弱で済むとの事でした。ちなみにこの旧PCのOSはWin-XP、そしてこの度新規で購入したのはWin7です。

 新しいPCの操作に慣れるのには時間が掛かりそうです・・・やれやれ。

 さて、2010年と言うこの一年を振り返ってみると・・・昨年4月に発足した気象予報士事務所が6月に晴れて法人化(株式会社化)し、今月にはようやく「予報業務許可事業者」となったわけですが・・・その一方で、私の学術研究という面では、学会発表や論文掲載、気象予報士会等での話題提供、講演等の実績が何と「ゼロ」という壊滅的?な事態。

 しかし、これはある意味「仕方のない事」です。学術研究のウェイトが例年よりも低かったのは否めません。むしろ創業塾やマーケティング講座の受講を通じて、事業計画やマーケティング等の考え方についてより深く勉強した一年だったように思います。それまでの技術畑のみならず、経営戦略というものを俯瞰するような視点が少しずつ培われてきたのではないか・・・と感じています。予報業務の準備として局地気象特性の研究・解析を進める一方、長年の英会話講座の成果もあって実用英語技能検定準2級にも合格出来ました。

 また、これらと並行して個別指導の学習塾では受験生(=中3生)の指導に携わってきましたし、いよいよこれからが「天下分け目の関ヶ原」(=受験シーズン)です。私立高校の入試は早い所では1月上旬です。というわけで、天気図や気象データを見ながら高校入試の過去問を解く、という状態です。これが終われば、いよいよ公立高校の入試対策が本格化します。

 そしてもう一つ・・・年明けの1月13日、再び大学院の教壇に立ちます!年末年始はこの講義の準備で終わる事でしょう。最新の数値シミュレーション結果も掲載できるように、計算解析も再開しなければなりません。

 そんなこんなで・・・一昨年はそれまでの「地味に、静かに」過ぎていった流れから「変わり始めた」年、昨年は次のステップへと続く「新たな展開の幕開け」となる「区切りの年」、それに対して今年は・・・ギリギリセーフで「ようやく立ち上がり始めた」年だったと言えるでしょう。ちなみに、ギリギリセーフというのは、色々な事が「12月に入ってから(ようやく)動き出してきた」という趣旨です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新会社、遂に本格始動!!今、ようやく・・・ここに宣言。

2010年12月15日 | 気象情報の現場から
 先日、新会社が気象庁より予報業務許可事業者として認可されました。

 気象予報士事務所を発足してからというもの、度重なる方針転換に翻弄され、事務所としての事業の方向性がしっかりと示されるまでに約1年、それから具体的な事業内容を固めるのと平行して法人化し、事業計画のディティールを固め、ベンチャー企業としての形を整えるまでにさらに約1年。幾度と無くリニューアル・リスタートの日程が延々と遅延され、正直・・・先が全く見えない状態や不安に苛まれた時期もありました。本当にこんな調子で大丈夫なのだろうか・・・そんな思いを抱いた事もありました。その不安を振り払うべく、日々気象データの解析、語学や創業(経営)の勉強、塾講師の仕事に明け暮れました。

 これを持ちまして、私がずっと書きたかったのに書けなかった「新たなるスタート」をここに宣言致します。こんな時期に事業開始なので・・・クリスマスも年末年始も当然「返上」です!今までの遅れを、ここから一気に取り返しに行かなければなりません!!

 気になる会社の公式ホームページは・・・そう遠くない内に気象庁ホームページ内の予報業務の許可事業者一覧にも反映されることでしょう(この記事をアップした時点では未掲載)。乞う!ご期待!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする