複雑な大気の挙動も様々な機械の動力源となっているエンジンも、見方を変えると基は同じ出発点から考える事ができる・・・その「見方」が熱力学です。漢字3文字で「熱力学」と一言で表現しても、気象で扱う熱力学(気象熱力学)と機械工学で扱う熱力学(工業熱力学)は、結構違って見えます。
しかし、その根本的な考え方や出発点がいずれも熱力学の法則に基づいている事は言うまでもありません。当たり前とは思いながらも、改めて面白い事だと感じております。最近は諸般の事情から(まぁ、色々とありまして・・・)、機械工学分野の勉強にも追われています。
これまで局地気象の数値シミュレーションを行ってきましたが、これは工学的なバックボーンからアプローチしてきたものです。その過程の中で様々な課題や難題に直面し、その解決のために試行錯誤を繰り返してきました。そして、原点に帰ろうとした時に行き着いた結論が、もう一度「機械工学(の主要力学)の基礎を学び直す」事でした(←これも先述の「諸般の事情」の一部)。
局地気象のモデリングでも最大の難所の一つが無次元パラメータの設定です。同じパラメータについて、機械工学的にはどの位のオーダーまでを想定しているのか?等、何かと参考にはしています。
以前も書いたかもしれませんが、学生時代は特に流体工学の考え方が始めの頃は理解できなかったのですが、気象予報士試験の勉強を通じて流体力学の考え方や真意?が次々に見えてきた経緯があります。特に熱と流れの力学については気象学を経由して関連工学の基礎を理解したものです。
身近なお天気とロボット等のような機械のイメージそれ自体が直接結び付くのは難しいのですが、出発点となる基礎的な原理や理論のレベルでは深い関連を持っています。すなわち、気象学と機械工学は全く別なものでは無く、意外にも深い関連を持っているのかも知れません(むしろ機械工学の扱う範囲が非常に巨大になってきているとも言えるでしょう)。
私の場合は気象分野と工学の間を行ったり来たりしておりますが、これまでの気象解析で培ったノウハウを機械工学の分野でも活かす事ができれば、そこからまた新しい気象解析のヒントが得られるのかも知れない、そんな事を考えています。
しかし、その根本的な考え方や出発点がいずれも熱力学の法則に基づいている事は言うまでもありません。当たり前とは思いながらも、改めて面白い事だと感じております。最近は諸般の事情から(まぁ、色々とありまして・・・)、機械工学分野の勉強にも追われています。
これまで局地気象の数値シミュレーションを行ってきましたが、これは工学的なバックボーンからアプローチしてきたものです。その過程の中で様々な課題や難題に直面し、その解決のために試行錯誤を繰り返してきました。そして、原点に帰ろうとした時に行き着いた結論が、もう一度「機械工学(の主要力学)の基礎を学び直す」事でした(←これも先述の「諸般の事情」の一部)。
局地気象のモデリングでも最大の難所の一つが無次元パラメータの設定です。同じパラメータについて、機械工学的にはどの位のオーダーまでを想定しているのか?等、何かと参考にはしています。
以前も書いたかもしれませんが、学生時代は特に流体工学の考え方が始めの頃は理解できなかったのですが、気象予報士試験の勉強を通じて流体力学の考え方や真意?が次々に見えてきた経緯があります。特に熱と流れの力学については気象学を経由して関連工学の基礎を理解したものです。
身近なお天気とロボット等のような機械のイメージそれ自体が直接結び付くのは難しいのですが、出発点となる基礎的な原理や理論のレベルでは深い関連を持っています。すなわち、気象学と機械工学は全く別なものでは無く、意外にも深い関連を持っているのかも知れません(むしろ機械工学の扱う範囲が非常に巨大になってきているとも言えるでしょう)。
私の場合は気象分野と工学の間を行ったり来たりしておりますが、これまでの気象解析で培ったノウハウを機械工学の分野でも活かす事ができれば、そこからまた新しい気象解析のヒントが得られるのかも知れない、そんな事を考えています。