計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

今年度も間もなく終わります。

2015年03月31日 | 何気ない?日常
 今年度も残す所、数時間になりました。日付が変わった瞬間から新年度がスタートします。ようやく長い冬が終わりを告げ、冬期間の激闘(降雪予報)も終わり、春の到来を日に日に実感しています。

 その一方で、卒業や転職・退職、人事異動等でそれまでの居場所を巣立つ人、そして見送る人・・・とある種の旅立ち終わりでもあり、別れもあるため、どこか一抹の寂しさを覚えます。

 また、テレビ番組の改編期でもあり、それまでレギュラーで出演されていた方が、突然に卒業の報告最後の挨拶を述べるのもこの時期です。そういえば、とある報道番組では、最後の出演となる(?)コメンテーターの方とMCの方が生放送中にバトルを繰り広げる・・・という出来事もありましたようで・・・

 4月には入学や配属、転属など、新しい場所へと突き進んでいく、新しい出会い始まりであり、どことなく気分が高揚してくるようでもあります。

 花粉症さえなければ、一年の中で最も好きな季節です。
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流れ出る粘性流体の解析

2015年03月23日 | 計算・局地気象分野

 今、このような形状の容器を用意して、中央部の凹んだ空間に(仮想的な)粘性流体を補った状態を考えてみます。


 そうすると、このような形になります。

 この状態で、補った粘性流体が手前側の容器の割れ目から流れ出ていく様子を解析すると・・・・

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ニューラルネットワークに再挑戦

2015年03月10日 | 計算・局地気象分野
 基本的なニューラルネットワークでもある「階層型パーセプトロン」(第1図)を用いて、「3ビット信号を入力し、その反転信号を出力する」プログラムを作成し、実験を試みました。

 階層型パーセプトロンは、入力層:3ユニット、中間層:9ユニット、出力層:3ユニットの構造とし、各ユニットには各々異なる閾値を設定しました。

 学習方式は「バックプロパゲーション方式」を採用し、全てのパターンを繰り返し学習しながら、自動的にモデルの最適化を図っていくものです。

第1図・階層型パーセプトロンの構造

 1回の学習が終わる毎に、全パターンの入力に対して、各々正しく反転できるかどうか、その誤差の変化を見てみました。学習回数と誤差の合計の推移を第2図に示します。

第2図・反復学習回数と誤差の関係(縦軸:誤差,横軸:反復学習回数)

 学習を重ねるにつれて誤差は減少していきますが、300~400回の辺りと600~800回の辺りで誤差が急降下しているようです。それまでゆっくりと誤差が減少していたのに、ある時ふと一気に誤差が減る・・・という状態があるようです。

 それまでずっと勉強し続けて、少しずつ少しずつ理解を深めていって・・・ある時、ふと「わかったぞ!」という悟りの瞬間が訪れる・・・そんな状態に似ているのかもしれません。
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一週間が経ちましたが・・・

2015年03月08日 | CAMJ参加記録

 先月28日に東京・神田を会場に行われた「第7回日本気象予報士会研究成果発表会」も無事、盛況の内に幕を閉じました。私も日頃の練習の甲斐あって、スムーズにプレゼンテーションを終えることができました。

 発表1件当たり20分で、その内訳は発表14分、質疑討論5分、交代1分でした。当日の発表(プレゼンテーション)は事前の練習の甲斐もあってスムーズに進み、無事に14分以内に収まりました。


 その後の質疑討論では、活発なコメントや様々な課題点についてのディスカッションをさせて頂きました。今後は(未だ数値モデルに搭載されていない)積雲対流などのパラメタリゼーションをどのように考慮していくのかが主な課題ですが、その一方で、地形と風に単純化した状態であれだけの特性を再現できたという事は着眼点もとても良い、との評価も頂きました。また、米沢は大雪になるが、山形市ではなかなか雪が降らない理由が理解できた、との声も頂きました。

 質疑討論も規定の5分を超え、座長が「討論も盛り上がってはおりますが、そろそろ・・・」と切り上げる状況でした。討論が盛り上がりからも、反響の大きさを実感することができました。「局地気象の数値シミュレーションモデルを自作する」という試みにはとても興味・関心を持って頂けました。また、鋭いご指摘も頂き、さらに勉強していく余地があると感じました。

 これまで十数年もの長きに渡って取り組んできたことが、日の目を見た瞬間でもありました。

 発表会の後は懇親会に参加し、その後は上野のレトロなビジネスホテルに一泊しました。そして今朝は、またかつての勤務地だった小平市周辺を散策してきました。

 自分の社会人としてのスタートでもあり、色々な思い出のある所なので、特別な思い入れがあるのかもしれません。当時は半導体の設計技術者の端くれでしたが、週末などに局地気象の理論や熱流体シミュレーションについて独学していたものです。当時は、気象学会は雲の上の存在と言った感覚で、自らの研究をいつの日にかCAMJの場で発表することを夢見ていたものです。その想いが遂に実現しました。
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V字谷を滑降する物体の流動

2015年03月05日 | 計算・局地気象分野
徐々にV字谷が現れてきます。

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斜面上に置かれた物体が崩れながら滑降する様子

2015年03月03日 | 計算・局地気象分野
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