計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

プレゼンは○○○○である。

2015年11月10日 | CAMJ参加記録

 10月25日の記事でも書きました通り、先週の土曜日(11月07日)は仙台に行ってきました。(一社)日本気象予報士会・東北支部の例会に8年ぶりに参加して、これまで取り組んできた山形県の局地気象に関するプレゼンテーションも行ってきました。

 今回は、山形県の局地気象を、しかも「その地元(を管轄する支部)」でお話するので、ローカルな地名での議論に発展することも想定して、山形県内の新・旧市町村名を必死で覚えました。自分の故郷の周辺は一通り完璧に覚えていたのですが、それ以外の地域はほとんど記憶が無く・・・1ヶ月近く、毎日のように暗記テストしていました。


 左が現在の市町村、真ん中が旧市町村(合併地域を重点的に)、右がアメダス観測地点です。番号毎に市町村名や地点名を答える小テスト形式です。

 また、プレゼンテーションの時間管理は特に重要です。

 最近のパワーポイントではリハーサル機能が搭載されているので、個々のスライドの説明について、どれだけの時間が掛かったのかが計測できるようになっています。これを使って、スライド毎に何秒掛かったのかを計測して、毎回記録していきました。


 スライドの下にマル囲みの数字が計測された秒数です。この写真上は20回分の記録が記載されています。1ヶ月近く、毎日のように通し練習を重ねて、本番に臨みました。

 プレゼン終了後に「興味深く、面白かった」「わかりやすく、細かい所まで配慮されていた」とお声をかけて頂き、一安心。

 先の数学解析技術コンサルタントとしての業務や地域の大学での特別授業の際も、やはり相当の準備をして臨みました。その際もやはり意識していたのは、時間の管理説明のわかりやすさでした。

 私にとって、プレゼンは「戦い」であり、「真剣勝負」です。

 時間との「戦い」であり、聴衆にとってわかりやすい説明・解説でなければならない、と言う点ではまさに「真剣勝負」にならざるを得ないのです。このスタイルは学生時代にアルバイトで勤めていたクラス指導学習塾の講師の経験に基づいています。初めから上手く説明出来ていたわけではなく、当時の塾長からもビシビシと鍛えて頂く中で、自ずと身についてきたものです。
コメント
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