計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

情報処理技術者試験の中止

2020年03月25日 | 何気ない?日常
令和2年度春期情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験の取りやめ(中止)について(IPA・情報処理推進機構)

 新型コロナウイルス(COVID‐19)の影響で、多くのイベントが延期または中止となっている状況を見聞しています。

 実は私も4月19日(日)に実施される「令和2年度春期情報処理技術者試験」に、試験区分「AP:応用情報技術者」で受験を申し込んでいたので、状況の推移を見守っていました。2月27日の時点では「予定通り実施」と発表されていましたが、昨日3月24日に「春期試験の取りやめ(中止)」が正式に発表されました。

 国内における新型コロナウイルスの感染状況は、ジャッグジャパン株式会社・提供の「日本国内新型コロナウイルス感染者数マップ」で詳細な状況を確認することができます。日々の感染者数の増加や広がりを考慮すると、4月の春期試験の中止は妥当な判断と思います。

 この試験はIT業界の第一線で活躍される技術者も多く受験すること、またその規模も大きなものであることからも、集団感染(クラスター)をはじめ様々なリスクも想定されました。専門家サイドからは今後の見通しについて「爆発的な感染(オーバーシュート)」の可能性も指摘されており、東京都知事からは「都市封鎖(ロックダウン)」の可能性への言及も成されるなど、今もなお予断を許さない状況が続いております。

 試験の主催者団体であるIPA(情報処理推進機構)によりますと、今回の代替試験や既に振り込まれた受験料の扱いについては、現在も「検討中」とのことです。過去の例を見ると、東日本大震災があった年も4月の「春期試験」の実施は見送られ、同年6月と7月に分けて「特別試験」という形で代替試験が実施されました(事実上の「延期」)。

 今回の春期試験が見送られても、また次回(特別試験か秋期試験)のチャンスがあるので、その時に向けて準備を続けるだけです。
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