計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

プリンタが・・・

2010年06月14日 | 何気ない?日常
 7~8年連れ添ったインクジェットプリンタが遂に使えなくなりました。

 印字がかすれてきたので、クリーニングやヘッドリフレッシングを繰り返してみたのですが、なかなか改善されず、さらには「廃インクタンク」が満杯になり、ランプが点滅して動かなくなりました。

 当時8千円台で購入したので、修理代にも因りますが、そろそろ買い替え時なのかもしれません。新しいインクカートリッジを買ったばかりなのに・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新潟県内も梅雨入り・・・そろそろ雨?

2010年06月13日 | 何気ない?日常
 北日本と東日本の広い範囲が、未だ東の海上に中心を持つ高気圧帯に覆われているようにも見える一方で、西側からは雨雲に覆われてきたようですね。新潟地方気象台は今日(13日)、県内も梅雨入りしたと見られると発表しました。私の予想よりは2日程、早かったようですね。

 昨日の塾では、工業高校に通う生徒さんが学校の実習課題レポートに取り組んでいました。何やらエッジトリガーのフリップフロップ回路(JK-FF)を組み合わせたシフトレジスタとタイミングチャートに関する内容で、N進数カウンタの設計課題について相談にのりました。

 おいおい、これは塾の講師に聞くもんじゃないでしょ・・・と、一瞬思いつつも、即興で何とかタイミングチャートを描いて、こんな感じの論理回路を組めば良いのでは、とアドバイスしました・・・。さすがに配線は自分で考えて下さい・・・って事で。

 かつて半導体メーカで論理設計に従事していた経験が、まさか・・・こんな所(塾講師)で活きて来るとは・・・。もう論理回路設計から離れて数年になります。JK-FFの記号を見ても、どの端子がどの信号に対応しているのか・・・仕様が異なると、直ぐには回路の動きが掴めません。

 実際の設計では、タイミングチャートの形で記述された仕様を基に、プログラム言語のような設計コード(RTL記述/ハードウェア記述言語)で論理機能を記述して(見た感じはC言語のプログラムコード)、これをツールでコンパイル(論理合成)すると、ツールが勝手に論理記号を組み合わせて配線した論理回路に形を自動的に出力してくれるのです。

 ちなみに、塾の教室の指導科目は「全学年・全科目」と標榜しておりますが、これはもちろん「国・数・理・英・社」の全学年・全科目の事です。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1コマ90分の勝負。

2010年06月11日 | 何気ない?日常
 中学生にとっては定期テストの約1週間前と言う事で、塾の教室でもテスト対策の指導を行っています。今回の中3生の定期テストの範囲には、中学理科・第2分野の「天気」が含まれているのです。・・・というわけで、一応は「その道のプロ」という事もあり、今日もまた「天気」分野の指導に明け暮れていました。

 ちなみに、中学理科・第2分野の「天気」の内容は概ね下記のようになります。

 ・大気圧
 ・飽和水蒸気量と湿度、露点
 ・雲や霧のできかた
 ・天気図と天気記号
 ・等圧線と風
 ・高気圧と低気圧
 ・気団
 ・前線面と前線
 ・前線と天気、温帯低気圧
 ・低気圧、高気圧の移動

 これだけの範囲を1コマ90分で全て解説し、問題をスラスラ解けるようにするのは至難の業です。この全範囲を1から指導しようと思ったら、大気中の水分(飽和水蒸気量と湿度、露点、雲や霧のできかた)で1コマ、その後の天気図系(天気図と天気記号、高気圧と低気圧、前線と天気など)で1コマの計2コマは正直、欲しい所です。しかし、コマ数の制約もあるので、本当に必要な部分だけの解説に的を絞るしかありません。

 飽和水蒸気量と言うのは空気の中に含まれる水蒸気の「定員枠」で、湿度はそれだけ「その枠が埋まったか」の割合と簡単にサラリと言い換えると良いようです。教科書の記述の「(湿度[%])=(その空気の中に含まれる水蒸気量[g/m3])/(その気温の飽和水蒸気量[g/m3])×100」をそのまま覚えなさい、と言うのは簡単ですが、これって一体どういう事なの?という所を掴まないと、問題を前にしてもこの公式を上手く使いこなす事ができないのです。

 天気図系の話は「寒気と暖気がぶつかって前線が形成され、これが発達して温暖前線と寒冷前線を伴う温帯低気圧となり、さらには閉塞していく・・・」と言う一連の流れ(温帯低気圧と前線のライフサイクル)を軸に、実際に図を描きながら話を進めると理解が深まるようです。特に天気の変化は「どうしてそうなるのか?」を理論立てて説明しないと理解できません。単なる暗記で乗り切ることができない、と言う事を私は既に、気象予報士試験で経験しています。

 そういえば・・・温帯低気圧、寒冷前線、温暖前線・・・去年は大学院の教壇に立って講演しましたが、今度は中学3年生に天気の話をしています。

 ちなみに、今年も大学院の非常勤講師(特別講義担当)の予定はあります(具体的な時期等は不明ですが・・・)。こちらもそろそろ準備しといた方が良いかも知れませんね。こちらは熱流体力学・乱流工学に基づく局地気象の数値シミュレーションが主軸となりますが、気象学の基礎知識ももちろん必要になってきます(今回は「温度風の関係」や「傾圧不安定理論」はカットしようかな?)。

 さて、教室に通う中学生の生徒さんは基本的に英語と数学を中心に受講して、テストが近くなるとスポット的に理科と社会を受講することが多いようです。ただ、中には科目を特定せず「5教科全て」と言うツワモノもいます。まさにオーダーメードの個別指導ですね。最近では、高校生の微積分や物理を担当する機会も増えました。

 6月に入って、教室長からは「(新潟県内の)梅雨入りってどうなるんですかね~」と聞かれるようになりました。「桜の開花予報」の次は「梅雨入りの予報」です。ま、暑い日が続きましたからね・・・。いつも「平年11日ですが、それよりは遅くなるので、15日辺りになると思いますよ」と答えていました。これは、1ヶ月予報のアンサンブル予想図から大まかな傾向がつかめるので、だいたいの傾向で答えているものです。しかし最近、週間予報を見ていると・・・なんかホントにそれっぽくなってきました。梅雨入りはもうそこまで来ています。

 さて、明日も塾通いです・・・。


 え?・・・本業はどうなっているのか?って・・・、それは然るべき時期が来たら書く事にしましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする