退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『形式』がしつこい古典と『清水次郎長』が使われるシリーズ映画」について

2023-04-26 03:08:43 | Weblog
くもりときどき雨。行きと帰りにポツポツ。

「完訳 水滸伝(八)」を半分以上読む。

李逵は相変わらず「騒動のタネ」で。
「梁山泊勢揃いの図」には色が使われ。

ただし「形式の繰り返し」がしつこく。
いささか辟易としながら読み進めるのみ。

松林宗恵「サラリーマン清水港」(’62)を観る。

フランキー堺が参加。
「インチキ中国人ぶり」は今となっては「差別」だとされるかも。

役名の「邱六漢」は「邸永漢」から。
昔「食は広州にあり」を読んだのだったか。

台湾の人で直木賞も獲っていたり。
「金儲けの神様」だった模様。

「意中の人」藤山陽子が後輩夏木陽介と結婚することに。
失意の小林桂樹は取引先の令嬢司葉子と知り合って。

ラストで森繁の妻久慈あさみが「納得」する姿はいかにも前者に好都合。
冒頭に「スーダラ節」が出て来る「楽屋オチ」など。

引き続き「続・サラリーマン清水港」(’62)を観る。

前作の2か月後に公開という忙しさ。
「三州屋」の河津清三郎がキーマンで司葉子のおじさんという設定。

東野英次郎と藤木悠の「黒駒一家」が暗躍するものの。
宝田明と草笛光子、小林桂樹と司葉子が「ゴールイン」。

「酔っぱらうとどもる」小林桂樹は「森の石松」だから。
「寿司喰いねえ」のシーンもあり。

新珠三千代の「和風の美しさ」は今ではないもの。
塩沢ときも「お色気たっぷり」で。

会社対抗の野球試合も登場。
いかにも「時代」を感じさせる次第。

それとは別に。

河津清三郎と田崎潤は「雰囲気が似ている」。
明治四十一年生まれと大正二年生まれ。

前者の方がむしろ「洋風」なところがあったり。
いずれにせよこれまた現代にはない「キャラクター」。
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