退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「何とも勿体ない作品とわが国のミステリーの韓国版映画」について

2024-08-27 03:51:24 | Weblog
晴れ。夜になって降る。

服部正策「奄美でハブを40年研究してきました。」を読む。

ラストに養老孟司の「お墨付き」ありだけれど。
著者の半生をもっと描くべきではなかったか。

飲み過ぎて道端を家だと勘違いし。
そのまま眠ってしまう姿は好ましいのだから。

奄美の紹介は別冊にした方がよかったかも。
このあたりは編集者がもっと考えていいところ。

せっかく面白い人物なのにそれをもっと前面に出さないと。
「区切り」がいささか短すぎるのも気になるし。

何とも勿体ない結果。
もちろんハブについてあれこれ知ることが出来たのは有難い限りだとして。

イ・ギュマン「警官の血」(’22)を観る。

佐々木譲原作で09年にはテレビドラマにも。
「『警察の正義』とは何か」というのがテーマ。

チョ・ジヌンとチェ・ウシクのコンビがなかなか。
「グレーゾーン」を生きる前者の監察に入るのが後者で。

北野武「その男、凶暴につき」(’89)や白石和彌「孤狼の血」(’18)を思い出させる内容。
全体的にソフトになっている感じ。

韓国という国柄ゆえ「正義」のためなら何をしてもいいというのが「結論」か。
「上の方」という「権力」が出て来るのもいかにも。

ただし物語の展開をもう少しスムーズにしてもらいたかったところ。
監察室の係長パク・ヒスンの存在があまり活きていず。

「紅一点」の女子も同様に(俳優名はわからず)。
いつも思うのだが全キャストが明確になる情報を望む。
コメント
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