退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「タイトルの意味と『小選挙区制』がもたらしたものあるいは残念なロボット映画の続編」について

2024-08-11 02:20:53 | Weblog
晴れときどきくもり。ようやくオリンピックが終わる。

小林信彦「映画の話が多くなって」を再読。

2012年の連載だから3・11の1年後のこと。
原発に対する当時の危機感は今は欠片もなく。

何でも風化させてしまうわが国の「風土」よ。
「学習能力のなさ」をあらためて。

著者のスタンスは要するに。
「バカバカしくってやってられない」ということに尽きる。

だからこそのタイトルであることがわからないとどうにも。
おそらくこのあたりの「理解」は現在ではどうやら「無理筋」か。

マル激を観る。

今回は選挙制度に対する疑問がテーマ。
「小選挙区制」という看板だけを採り入れてその内容は英国とは全く異なるのものに。

当時はシンプルな「対立」が作られ。
賛成なら「改革派」で反対なら「守旧派」という無意味な「空気の支配」が再び。

その種の「繰り返し」をしたくないがゆえに神保哲夫は慎重に。
現在の選挙制度の「おかしな部分」をまずは手直しした方がいいのかもと。

なぜかくもわが国民は「愚か」なのだろう。
若者たちが「政治ネタ」をタブーだとすることも同様に。

「床屋談義」がなければ「賢く」なれるはずもなく。
それぞれが「孤立した自分の正しさ」を主張するだけだというのに。

その結果が「このザマ」なのを忘れずにいたいもの。
「劣化」のみが各地で蔓延ることに。

スティーヴン・S・デナイト「パシフィック・リム アップライジング」('18)を再見。

アマーラのケイリー・スピーニーはキュートだけれど。
全体的に物語の面白さに欠けて。

菊地凛子を早々と「殺す」なら。
それ以上の魅力をもたらさないとどうにも。

「観客へのミスリード」も上手くいっていないし。
「親しい者の犠牲」の描写も中途半端で。

何とも「緩い出来」。
ギレルモ・デル・トロは本作でも監督であるべきだったはず。

ただただ「巨大ロボット」の動きが描かれるのみではどうにも。
「トランスフォーマー・シリーズ」のようなお話も乗っけないと。
コメント
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