退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『本筋』に戻った古典小説とアメリカの喜劇映画シリーズ第5作」について

2024-08-24 02:20:21 | Weblog
晴れ。午前中はくもりだった模様。

「チボー家の人々 一九一四年夏Ⅰ」読了。

弟との再会以降アントワーヌは徐々にチボー氏に似てくる。
戦争に関するふたりの対話は「すれちがい」。

ジェンニーと出会うジャックだったが。
共に意地を張った格好。

その後ジェロームの拳銃自殺が起きて。
アントワーヌが駆けつけるものの救うには至らず。

ジャックはダニエルと再会するが昔のような関係には戻らず。
前者が「姿を消した理由」の仄めかしがあり。

アントワーヌはバタンクール夫人アンヌとの逢瀬を楽しむ。
ただし彼女の「過去」があやしく迫る次第。

まだまだ先は長そうで。
とりあえず読み進めるのみ。

ノーマン・Z・マクロード「南米珍道中」(’47)を観る。

アンドリューズ・シスターズとウィエレ(?)・ブラザーズの「芸」が見もの。
前者はダンスとハーモニー、後者は体技が味わい深く。

ベイル夫人、ゲイル・ソンダガードの不気味さよ。
彼女は「催眠術使い」でドロシー・ラムーアを操る。

「帽子のシークエンス」がなかなか。
プロペラ機の中から多くの人間が現れるのは「マルクス兄弟の狭い部屋」とは逆のパターン。

監督はかの兄弟やダニー・ケイの映画も撮っていて。
ボブ・ホープとは翌年に「腰抜け二挺拳銃」も。

本作では珍しく彼が「勝つ」。
ビング・クロスビーは鍵穴からそれを覗いて。

原題は「Road to Rio」でリオデジャネイロが舞台。
というわけで「Brasil」が流れる。
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