退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「絢爛なパレードを描く古典と『61年前の香港』が見られる映画」について

2023-04-27 03:28:25 | Weblog
雨のち晴れ。午後には止む。

「完訳 水滸伝(八)」読了。

童貫の後に高侏も破り。
みかどの前の「パレード」はさすがの「絢爛」。

豪傑たちの艶姿は三度の「招安」の後のこと。
「大団円」に向けて盛り上がったかと思えばまた「細工」が。

この展開にはふむふむ。
残り二冊を楽しみにするのみ。

杉江敏男「社長洋行記」(’62)を観る。

尤敏をめぐって森繁と加東大介と小林桂樹が「三つ巴」。
その結果たるや如何にというお話。

冒頭で社長の娘の中真千子が「前衛芸術家」江原達怡と「出来ちゃった婚」など。
昔も今も事情は変わらず。

61年前の香港の姿よ。
ダブルデッカーが街中を走り。

引き続き杉江敏男「続・社長洋行記」(’62)を観る。

小津作品の常連斎藤達雄の姿を確認する。
ラストには三船敏郎も。

どうやらこのシリーズは「正続で一作」という具合になっている模様。
そういうわけで昨日同様一気に観ることに。

森繁は元NHKアナウンサーで満州に勤務していたので。
中国語の流暢ぶりなど。

草笛光子と新珠三千代がまたまた「愛人」に。
前者が加東大介と絡むのが本シリーズでは「新しい」のか。

ただし女優陣はほぼ「添え物」の扱い。
尤敏を何より優先した結果。

宝田明との「ロマンス映画」もあるとのこと。
タイトルロールはソール・バスを真似た趣き(残念な出来だけれど)。
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