退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「われわれは昔から何も変わっていないこととアメリカの喜劇映画シリーズ第2作」について

2024-08-21 02:01:16 | Weblog
くもりのち晴れ。やや「涼しい」。

筒井清忠「戦前日本のポピュリズム」を読む。

わが国におけるポピュリズムの嚆矢は日露戦争後の「日比谷焼き打ち事件」だと。
1905年(明治三十八年)9月5日のこと。

戦争継続の困難ゆえに賠償金をあきらめた政府だったが。
「東京朝日新聞」「万朝報」「大阪朝日新聞」らほぼすべての新聞が批判に回り。

やがて「国民大会」が開かれ。
「演説及新聞の効能」に焚き付けられた群衆が暴動を起こした模様。

「演説」を「トランプ」、「新聞」を「X(旧ツイッター)」だと思えば。
「アメリカ合衆国議会議事堂乱入事件」が出来上がる次第。

わが国の「天皇機関説問題」はと言えば。
自衛隊を「暴力装置」と呼んで非難された政治家がいたことを思い出したり。

近衛文麿がやたらに持て囃されたのはかつての「日本新党」細川護熙も同じこと。
現在で言えば小泉進次郎を思えばよさそうで。

要するに。
過去の歴史を振り返ればわれわれは「何も変わっていない」。

その結果、当時は副題にあるように「日米戦争への道」が開かれてしまい。
ならば現在もそれは変わらないと思うくらいが「妥当な判断」だと思うのだが如何。

ヴィクター・シャーツィンガー「アフリカ珍道中」(’41)を観る。

ビリングがビング・クロスビー、ボブ・ホープ、ドロシー・ラムーアの順に変わり。
今回はボブ・ホープがクロスビーに翻弄されるお話。

大砲で発射されたり羽を付けて飛ばされたりゴリラと「プロレス」をさせられたりの大忙し。
おまけに恋してしまったドロシー・ラムーアまで奪われる始末。

「喧嘩前のお約束」が通じない場面では「前作を観たな」という楽屋オチも。
もっともそれは意外なところで効果を発揮するのだけれど。

本作も予告編があったので載せておく。
「It's always you」「you're dangerous」は共にいかにも甘く。

「トーキングドラム」をそれと知らずに叩いた結果。
現地の部族が「攻め寄せてくる」のも忘れずに。

前作よりはテンポがよく。
「ドッティ」と呼ばれていたラムーアの「サービスシーン」もある。
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