退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「フランスの古典長編小説文庫版9とアメリカの喜劇映画シリーズ第4作」について

2024-08-23 02:47:58 | Weblog
晴れ。湿度の高さが暑さを増す。

ロジェ・マルタン・デュ・ガール「チボー家の人々 一九一四年夏Ⅰ」を半分ほど読む。

ジュネーブで「インターナショナル」に加わったジャックは。
各国の仲間たちとあれこれ「論争」をするのだけれど。

「革命」を夢見る若者たちの描写はむしろ面倒臭く。
なぜならそれらがどんなに熱くても「結果」はわかっているから。

やがてタイトルにある年号でわかるように。
サラエボ事件」が起きて第一次大戦が間近に迫る。

ジャックはパリで情勢を探るように言われ。
アントワーヌと再会するところまで。

とりあえず今後の展開が気になる次第。
本書は明日読了予定。

ハル・ウォーカー「アラスカ珍道中」(’45)を観る。

ウィキペディアでは(’46)となっているものの。
imdbで確認したらやはり(’45)が正しい。

シリーズ第4作は邦題通りアラスカが舞台。
もっとも原題は「road to utopia(ユートピアへの道)」。

ロバート・ベンチリーの「解説」は今となっては微妙か。
「アメリカのユーモリスト」で孫のピーターは「ジョーズ」(’75)の原作者。

「金鉱の地図=お宝」を巡る争いが物語の基本。
クロスビー&ホープがそれに加わることになるまでの展開も悪くない。

スペリー&マガークの「間抜けな暴漢ぶり」が好ましく。
主演ふたりとのやりとりはこれまた「三度繰り返される」。

犬とダイナマイトの使い方がうまく。
助演陣ではレベック、ジャック・ラ・ルーの渋味のある顔が印象に残る。

「くしゃみと雪崩の関係」もなかなか。
そうそうクマも登場するのだった。

何よりこれだけ盛りだくさんで89分の長さ。
「描写の経済」をあらためて。
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