退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「素人の感想と空海の眼力あるいは恐怖で力を得るキャラクター」について

2017-09-27 02:54:08 | Weblog
晴れ。日が暮れるのが早い。

聞き手・前田裕之「経済学の宇宙 岩井克人」をどうにか読む。

もちろん素人には彼の理論の素晴らしさはわからず。
昔「ヴェニスの商人の資本論」を読んでふむふむと思った程度。

あまり英語が得意でなかったことが大きいような。
宇沢弘文の後を追ったせいもあったのかどうか。

「天狗」と「弱気」の交錯ぶりが人としては興味深いところ。
「倫理」に敏感すぎる部分がアメリカで「成功」しなかった理由かも。

さまざまな「知性」との交歓に「そういうものなのね」という感じ。
「貨幣の自己循環論法理論=貨幣は貨幣として使われ続けるから貨幣」には納得。

「主流派」という「権力争い」から脱落したせいで
むしろ好きに研究が出来たというのだがそこをそのまま受け止めていいのか微妙。

「方丈記」を書いた鴨長明に似ているのやもしれず。
「諦観」は「『非主流派』特有のもの」だと思わなくもなく。

どこか「戦いすんで日が暮れて」という趣き。
「エッセンス」もわからぬままの「感想」を。

「ブラタモリ #84 高野山の町」の再放送を観る。

標高約800メートルの山地に平坦で水流豊かな土地を見つけた若き空海の「眼力」よ。
「御影堂」を守る「ドレンチャー」という「水の壁」にはビックリ。

高地ゆえの落雷による火災にしばしば見舞われつつ
「すべての建造物」が揃った「現在という『奇跡』」がなかなか。

そこに「物語」を見出す者は是非現地へ。
とりあえず外国人にとっては「素敵なテーマパーク」であることは事実だとして。

なぜかGyaoで「フレディvsジェイソン」(’03)を再見してしまう。

「13日の金曜日」も「エルム街の悪夢」も今となっては「古い」のだろう。
いずれもシリーズ化してそこそこ楽しめる作品群ではあるのだけれど。

前者は「低予算で大ヒットした殺人鬼もの」で
後者は「夢の中に引きずり込んで人を殺す」設定。

主人公のキャラクターが濃いのが特徴。
実は「いじめ」と「リンチ」が底流にあるのを忘れずに。

「寝た子を起こすな」という「小さな町の大人たちの『配慮』」とは裏腹に
「かつての惨劇」が蘇ることも同様。

「恐怖によって力を得る」フレディが
現在において「どんな存在」なのかと考えてみるのも一興。
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