退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「イスラーム」について

2014-03-07 02:13:25 | Weblog
晴れ。風強く冷える。

内藤正典「イスラームから世界を見る」を途中まで読む。

血腥い過去の歴史から「政教分離」を「当然」とした西洋にとって
「イスラームを生きること」を「当然」とする人々は奇異に見える。
 
一方ある種の「政教分離」である「世俗主義」を採り入れることで
「近代化」を進めた過去がイスラームの国々にもあって。

ただしその結果「独裁者」や「権力の腐敗」を生み出し
むしろ人々は「イスラームを生きること」を求めるようになるらしい。

その動きが外部から見ると「民主化」に見えるものの
トルコのように「独立の英雄」が「軍人」だったりするとさらにややこしいことに。

「世俗主義」を貫いて「独立」と「安定」を勝ち取った「歴史」をもつ「軍」は
その出自ゆえに「イスラーム化」を嫌うことになると。

さて。

「アルジブラ=代数」の語源が中東だとは知っていたけれど
「アルゴリズム」のそれも中東の偉大な数学者アル・フワズミーだったらしい。

となれば大好きな「アルコール」もそうであることは予想に難くなく。
とはいえ「アルマゲドン」はどうやら違う模様。

さてさて。

かつてオスマントルコはイエメンからウクライナ、ハンガリー、チェコスロヴァキアに至る
広大な「帝国」であったのだから「イスラーム」は多くの人々に支持された事実があり。

現在でもいわゆる「イスラム教徒」の数は16億人弱で
世界人口が70億人だとするとその2割以上を占めることになる。

わが国では井筒俊彦、遡っては大川周明などがその世界の「泰斗」のはず。
案外身近なことを知っておいてもいいだろう。
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