山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

データサイエンス・リテラシ導入

2022-12-27 23:27:25 | 放送大学

 今回履修しているオンライン授業の1つは、「データサイエンス・リテラシ導入」という科目である。この科目を選んだのは、とりあえず何をするにも基礎知識として役に立つだろうくらいに思っただけで、どんな内容なのかはほとんど考えなかった。オンライン授業だから、放送科目のように試験を受けなくてもいいし、面接授業のように足を運ばなくてもよいからだ。

 それで受けてみてわかったことは、現代はビッグデータの時代であり、世の中はインターネットで大量の情報が網羅されているが、それらの情報を解析し価値を生み出し活用していくことが重要だということだ。世間はAIやロボットなどが発達し、自動翻訳・自動運転・レコメンド機能(通販サイトなどでその人に合わせてお勧め商品が出てくる。動画サイトなどでその人の好きそうな動画が出てくる)等、データを活かす技術がどんどん進んでいる。

 このような状況の中、アラカンになってしまった私のような高齢者は、時代から取り残されつつある。なんとかスマホを操作し、マイナポイントなどもやっと設定したりしている昨今である。

 世の中に情報の嵐が氾濫し、「なんかもうわけわかんない。生きにくい世の中だな」と、漠然と感じてきていたこの頃なのだが、この科目を履修してみて、「そうかこういう時代なのだから、その荒波の中で溺れてしまうことなく、しっかりと操っていくほうの人間にならなくてはいけないのだな」と感じたのだった。せめて仕組みくらいは理解し、普通に利用していく人間にならなくてはならない。

 データサイエンスとは「統計・科学的手法・データ分析などの複数分野を組み合わせて、データから価値を引きだすために必要な主要テクノロジー」である。

 そのため、社会にはその能力に秀でたデータサイエンティストという専門家が必要になっているが、これからの世の中は、一般人もそれらの基礎的学習スキルが必須になっているとのことだ。

 それで、政府は2019年に、AI戦略のための人材育成・教育改革として「数理・データサイエンス・AI」を必修化し、新しい学習指導要領では、小中高ですべての生徒、年間100万人が基礎的内容を学び、大学では文系・理系を問わず、年間50万人が教育を受けることになったそうである。そして社会人も必要なタイミングで教育を受けることが必要とされるようになってきているようだ。

 それを思うと、たしかにもう私たちの世代は、そもそもパソコン操作などを学校教育で習ったこともないし、プログラミングどころではないので、ぼんやりしているとどんどん時代に取り残されていってしまうのだなあと危機的状況を感じるのだった。

 大昔は、文字の読み書きができない人がいて、「識字教育を受けていない」などという世代の問題があったわけだが、今では統計学やデータ分析なども基礎的な知識となり、プログラミングなどがあたりまえのスキルになっているのかもしれない。

 そうなれば、私たち年配者は「データサイエンスの教育を受けたことがない人間」ということで、あらためて現代の小学生が学ぶような内容を学ばなくてはならないはずである。

今日、テレビで日本は経済が低迷しており、その大きな原因はIT化が世界の中でもとても遅れていて、最下位に近いからだ、などと言っていたが、IT化が進まないのは、日本が超高齢化社会であるからでもあるそうだ。それなら子供や若者を増やすことが必要だと思ったが、少子化傾向はとどまることがない中で、高齢者もIT化に適合して行くように頑張らねばならないだろう。

 私が、放送大学の学生でよかったと思うことは、放送大学から情報を得ることで、移り変わる新しい時代の流れに気づくことができ、必要な知識やスキルを身に着ける機会を与えてもらえることだ。

 年を取ると、脳みその働きもずいぶんと反応が鈍くなって困ってしまうのだが、それでも頑張って新しいことを身に着けていかないといけないなあと思うのであった。


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4 コメント

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データサイエンス・リテラシ導入 (ボッケニャンドリ)
2022-12-28 09:21:40
これを教えることが出来る人は世の中に5万と居るはずなのに
こんなコロナ騒ぎになるとは何故なんでしょ。

若い人達はインターネットで自由に情報を得ることが出来るのに肝心の情報を知らない。

カタールから戻ってきてマスクしてるようでは…
才能 (せろり)
2022-12-28 11:20:19
そうですよね、ほんとに、いろんな情報が氾濫してます
この中から、とりあえず自分に必要なものは何か、をつまみ出す、つかみ出すのって、難しいです

今回の記述と、合ってるかどうか、特徴を見出すことが、すごく上手い人っていますよね

私は、『ユーミン万歳』というCDアルバムを買いました
それには、特典というのかオマケのDVDが付いてました
現在のユーミンと、50年前の荒井由実がトークしてます
若い荒井由実が
「そちらの、未来の音楽ってどうなってるの?」
と質問すると、現在のユーミンが応えるのですが、それが、すごい!
ほんとに、ひとことで言い表すの
「今はねぇ、音符が多いかな」

確かに
そうだよ、音符が多すぎるんだよ
だから、カラオケで歌おうとすると、たいへんなんだよね

かつて、時代を切り取る天才みたいに言われたのは、こういう風に特徴を捉えることが上手く出来る才能ですよね

凡人は、それ聞いて納得できるだけで、ありがたいです
ボッケニャンドリさんへ (飛鳥)
2022-12-28 20:52:52
日本はITが世界からかなり遅れているそうですが、コロナ対策も全く変化しないのは、考え方や性質が旧態依然としているからなんでしょうね。
それにAIでコロナ感染を予測したり、感染状況のシミュレーションをやったりしていますが、そもそもプログラミンがおかしいのでは?このままいくと何十万人感染するとか煽ってたこともあるし、ワクチン効果だってデータが出ているのに事実を見ようともしないで、利権だけを守ろうとする政府はもう救いようがありませんね。厚生省はデータそのものを都合のよい数値に変えてしまい、ペテン師のようなグラフを作成。もうどうしようもありません。
せろりさんへ (飛鳥)
2022-12-28 20:58:45
昔できなかったことができるようになったり、過去と未来の情報のやりとりみたいなこともできて面白いですね。
氾濫する情報の中から、価値あるものを探し出すことは難しいけど、そのユーミンのCDはなかなか良さそうなものですね~

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