山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

連想

2018-06-26 23:29:56 | テレビドラマ・映画
昨日、映画の「昼顔」から、なぜriceのNeverのMVに至ったかといえば、
その間に「熊谷守一」のことがある。

「昼顔」の中で、私が1番印象的で、かつ、一番嫌いな場面は、踏切のところで、上戸彩が朦朧としているところだ。

しかし、あのシーンはすごい。
恋人が、元妻の運転する車で事故死した後、彼女はいつもの駅の踏切を渡る。そして、線路の溝にハイヒールのかかとを挟み、抜けなくなって、過去の踏切の場面を思い出す。ハイヒールをそのままにして、線路のほうに歩いていく。
すると、緑の信号機が2つ光っていて、その丸い緑の光が蛍のように見え、それに惹かれてホームの間の線路に歩いて行ってしまう。
そのまま近づいていくと、いきなり信号が赤に変わり、それが蛍ではないことにはっとする。そして、線路にひっくり返る。仰向けになる。

その姿は、そのままでは電車に轢かれて死んでしまうであろう、と思わせられる。

そうだ、その姿こそ、熊谷守一が、ある時期、何度も描き続けた、踏切で轢死した女性の絵と同じものになるのだ。

熊谷守一は、ある時、実際に踏切で轢死した女性の姿を見てしまい、その絵を描き続けていたのだった。私は、それがモチーフとなっている絵を、何枚も美術館で見た。

上戸彩が線路にひっくり返っている・・・
あの絵のようになるのは嫌だ、と思って、恐怖におののきつつ映画のシーンを見ていた。

主人公は、近づいてくる電車に気付き、なんとかホームに這い上がり、命を失わずに済んだのだった。

そのシーンで、私はきっと熊谷守一を思い出し、映画「モリの居る場所」を思い出し、そして、文化勲章の場面を思い出し、鞘堂ホールを思い出し、riceのneverを思い出したんだろう。

そういえば、これらの映画に共通するのは、「虫」でもあるかもしれない。
それに、「モリの居る場所」では、ホタルみたいなへんなライトのついた人も登場したっけ。水もあった。

全然違う映画だし、何の関連性もないし、テーマも全く違うのだけどね。
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