山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

恥ずかしいオバサンの役割

2009-09-06 11:04:13 | 日記
ブログのネタで、「はずかしい自分」とかいうのがあったかな?なんだかわからなくなっちゃいましたが、そこで、思い出したことがあります。

先日、会社の行事で立食パーティーがあり、バイキング(ブッフェというべきか)形式でご馳走を食べる場面がありました。
そのパーティーには、仕事関係や取引先の偉い方々も招待していて、失礼のないような振る舞いが求められる場面でした。

そんな中、挨拶や乾杯なども終り、さて自由にお好きな料理を取ってお召し上がりください・・・ということになったのですが、だれも中央にあるバイキングの料理を取りに行く人がいないのです。
5分10分と時間がたつものの、きっと会社の人はお客様から取っていただこうと思っているのでしょうし、お客様はお客様で一番最初にというのは気が引けて、誰かみんなが取り始めたころを見計らって取りにいこうと考え、飲み物を飲みながらご歓談を続けておられるという雰囲気でした。
あれっ、全員がいつまでたっても食事に手をつけず、飲み物だけで歓談し続ける気なのかな?とおばさんはちょっとじれったく思えてきました。

と、会社のひとりの中年男性が、お皿を持って料理を載せ始めたので、それに続いて料理を取りに行こうと、周りのパートタイマーや女性社員と誘い合って料理のほうに出かけていきました。そして、私はその男性の次に並んで料理を取り始め、そのあとに女性が数人続きました。
その男性は、ひとつのお皿に山盛りピラフを乗せ、また山盛りヌードルを乗せるという具合で、そんなものが好きなのか?と不思議に思っていると、それは自分が食べるものではなく、お客様のために取っているのであって、それをお客様のいらっしゃるテーブルまで持っていくのだとのことでした。

ということは、自分が食べるために自分の好きなものを次々にお皿に乗せている人間というのは、私が第一号ということになります。

なんで重役やお客様や正社員よりも前に、パートのおばさんや新入社員が自分のための料理を取って食べているんだよ、って感じでもありますが、まあ、それに続いて次々とあらゆる人々が料理を取り始めたのであり、結局誰かが取らなきゃ始まらないだろ、と思ったわけです。

だから、実際食い意地のはった恥ずかしいおばさんだと思うけど、そういう恥ずかしい人が存在するおかげで、他の人が恥ずかしい思いをせず、物事が進むこともあるのだから、まあ、いいかなと思いました。

バイキングで、人のためにせっせと料理を運んでくる人がいますが、基本的に自分が食べたいものを自分で取って食べればいいのであり、人が何を食べたいのかもわからないのに、気をきかせて料理を運んであげる必要はないと思っています。しかし、そういう人もいたから料理を取り始めるきっかけができたということも事実で、それもひとつの効用ですね。

特に先に取って食べたことをとがめられることもなかったし、人がどう思ったか思わなかったかもわかりませんが、後になって思い返すと、やっぱりちょっと恥ずかしい存在だったかなと思いました。
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