このあいだ帰省した時の帰りに、小田原駅でJRのホームからエスカレーターで上り、改札にいこうとしていた。
この時、本当は電車の進行方向後方の階段に近いほうから下車したのだが、階段はかったるいので、前方のエスカレーターを使って楽して上がろうと思ってそちらに歩いていった。
階段は後方から前方に向かって上がっていくが、エスカレーターは反対向きで、前方から後方に向いて上がっていくので、私はエスカレーターの裏側から近づいて、Uターンしてエスカレーターにn乗ることになる。
すると、電車の前の方から降りた人々が、前方から次々にエスカレーターに向かってやってきて、ものすごい行列を作り、もう全然切れ目がない。
この列の最後尾に並ぶとすると、20mくらい無駄に歩いていかなくてはならない。
エスカレーターに乗るときにいつも悩むのは、エスカレーターのすぐそばで電車を降りた場合、エスカレーターが目の前にあっても、そこに列ができていれば、いちいち一番後ろまで行って並ぶべきなのだろうか?ということだ。
新宿などでは、このようなときは、ホームのあらゆるところから大量の人が集まってくるので、その人たちは適当に列の間に合流していくのである。
この場合、だれも「横入りするな」などとは言わない。
しかし、小田原の場合はちょっと変わっていて、エスカレーターをUターンの位置から上がろうとしている人は、私ともう一人の男性の2人しかいないのだった。
私は小田急のロマンスカーに乗り換えるのだが、乗り換え時間は十分にあるので、列の最後尾まで歩いて行って並ぶよりは、エスカレーターの上り口のところで立って待ち、人の列が途切れたところで進めばよいと思ったのだった。
だが、なんか列が次々に延びていき、思った以上にちっとも列が終わらないのである。
私が立ち止まっているせいか、もう一人の男性もそのまま立って待っているのだった。
・・・
すると、列になって進んできた若い女性が私に向かって「上に行きますか?」と聞いてくれた。
「はい」と答えると「どうぞ」といってくれたのだ。
「ああ、急がないので大丈夫です。どうもありがとうございます」と答えた。
もともと最後でいいやと思っていたし、もうすぐ列も終わりに近くなっていて、そこで私が入ると、もっと後ろの人がそれだけ遅くなるからである。中には乗り換えが迫っている人もいるかもしれない。
それにしても、優しくて気配りのある人がいるもんだな~と思った。
・・・
それから、ロマンスカーに乗ったのだが、この日は6時頃新宿に着く電車だったからか、箱根発の電車だったからかとても混んでいた。普段は新宿に8時近くに着く電車で、小田原始発のに乗ると、だいたい隣の席には人がいないのだが、この日は満席だった。
それで、新宿終点に着いたときに、まず通路側の人が降りたあとで、私が立ち上がってリュックなどを背負ったりしていて、車内の通路にはすぐに出られず、そのときは通路もまた出入り口から遠い席の人々が長い列を作っていたのだった。
ここでも、特に急ぐ必要もなく、最後に降りればいいやと思って立って待っていたのだった。
すると、外国人の女性が立ち止って「どうぞ」と譲ってくれたのである。
この時は「あ。すみません、ありがとうございます」と日本語でお礼を言って前に入れてもらった。
なんか親切で優しい人が多い日だった。
というか、きっと相当のろまで要領の悪いぼんくらおばさんに見えたのかもしれないな。
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