山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

お墓の値段

2016-10-04 07:20:50 | 日記
夫の親の墓があるが、墓石がない。いずれは、私たち夫婦もその墓に入ることになる。
来年、法事があるので、そのときまでに墓石を建てようかと思い、先月墓石の見本を見に行った。墓石屋さんに値段を聞くと、設置費用までを入れて100万円近くかかるそうである。安くても一般的なお墓で90万円はする。法事費用を入れるとやはり100万円必要である。
簡素なものだと50万円くらいのものもあるが、それは集合墓地のようなところで、芝生の中に並べておくようなコンパクトタイプだそうだ。お寺の墓地は、1軒ずつ区画されたものなので、周りにそんな簡素な墓石のものがないので、あまりにお粗末なものならば、ないほうがよいかもしれない。
どうせ建てるなら普通程度のものを建てたほうがよいと実家の母は言っている。

この100万円という金額であるが、私の1年間の所得である。毎日働いた1年分の給料のすべてが、墓石費用で消えるって、用途としてどうなんだろう?
私には、やはり高すぎると思えてしまい、決断がつかない。
(実際には私の給料は生活費で消えてしまっているので、1年分の所得が手つかずに残っているわけではない。あくまでも、1年分の労働に相当する程の金額ということだ。)

夫は、要らないと言っていて、関心がない。
墓参りに行ったときに、周囲に墓石が並んでおり、我が家の墓だけが更地になっているのだが、夫は気にしない。自分の骨が入るにしても、上に墓石があろうがなかろうが、地下空間は同じだというのだ。他人に対する体裁なんか気にしない。

私は、他の家と同じように墓石があったほうが、きちんとした感じがして落ち着くと思うのだが、やはり100万円なんていう金額は出し渋ってしまう。

将来、年金生活になったときに、冷蔵庫やエアコンが壊れて買い替える場合に、この100万円があるのと無いのとではどうなんだ?と思う。
あるいは、病気になって保険のきかない治療を受ければ治るなんてときに、100万円が墓石になっていたら、助かる命も助からないではないか。
車を買い替えるにも、まとまった金額が必要になる。今の車に乗り続けたって車検費用もかかる。いろいろな出費が今後生きるために必要である。

しかし、墓石をちゃんと建てて、ご先祖様を供養すれば、家が栄えるとか、病気にならないなんていうこともいう。
でも、それは科学的ではない。

生活も安泰で、将来も困らないという見通しができてこそ、墓石が建てられる状況ができるであろう。
きれいな墓石で埋まっていく墓地を見ながら、みんなよく墓石を買う余裕があるなあと驚くばかりである。


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