山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

ダ・ヴィンチ・コード

2007-09-05 01:20:53 | テレビドラマ・映画
今日は、レンタルDVDのダ・ビンチ・コードを見ていて、この時間になってしまいました。
この映画はずいぶん前に話題になり、原作本や関連本などもたくさん読まれたようですが、そのときの流行には乗れませんでした。
最近テレビでも放映されたようでしたが、集中して見ることができそうもなかったので見ませんでした。
今日は、視聴を妨害する家族がいなかったので、一人でゆっくりと見ることができました。

イエスキリストは神だったのか人間だったのか?
その子どもがいたとしたらそこにどういう価値があるのか、あるいはどういう弊害があるのか?
結局は、権力闘争や宗教のために利用したり、もみ消したりすることに、人々はやっきになったということで、なんだかゴテゴテっていう感じです。
謎を秘めることも解き明かすことも、意味がないような気がしてきました。そのためにどれだけの人が犠牲になったことか。
まあ、これはフィクションですが、人類の歴史なんてどこの国もそんなことをしてきたのでしょう。

この間、中尊寺に行って義経のことが話題になったのですが、現世の人は、義経はどうなったのか?ということで、それを解き明かしたいわけです。
モンゴルに行ってジンギスカンになったなどということを信じる人もいれば、やはりどこかで生き延びて、子孫はいないのか?などと思う人もいるようです。
そんな謎を解き明かす巻物がどこかに隠されているなどということだと、同じような謎解きストーリーができるだろうし、結局はこのダ・ヴィンチ・コードも単なる「謎解き殺人事件2時間ドラマ」みたいなものであって、「犬神家の一族」とかとも大してかわらないのではと思いました。
ヘンな宗教に取り付かれた不気味な殺人鬼なんかが出てくるわけですから・・・。

まあ、このような奇妙なストーリーの種にされて、これではキリスト教も気分が悪いのはわかります。
日本では神社の神木を平気で切るような神経の人も出没しているようですが、人間が聖なるものの域に土足で踏み込んでいるという感じでしょうか。
現代では権力や政治や宗教のためではなく、娯楽や金もうけのために、いいように利用しているという感を受けます。

とりあえず、一度見ただけでは内容はよくわからないのですが、話題の大きさの割には陳腐な映画だったなと思いました。
でも、それなりに楽しむことはできました。
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