股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

パリよ、永遠に

2015年09月26日 11時31分20秒 | 映画評論ハ行
製作年:2014年
製作国:フランス/ドイツ
日本公開:2015年3月7日
監督:フォルカー・シュレンドルフ
出演:アンドレ・デュソリエ,ニエル・アレストリュプ,ロバート・スタッドローバー
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ナチス・ドイツ占領下のパリで、パリ防衛司令官コルティッツは、アドルフ・ヒトラーの命を受け、ノートルダム大聖堂などの世界的な建築物を破壊する計画を立てていた。スウェーデン総領事のノルドリンクは、破壊を止めさせようとコルティッツを訪問する。
第2次世界大戦下のパリを舞台に、街を守りたいスウェーデン総領事と街の破壊命令を受けたドイツ軍将校との心理戦を描いたヒューマンドラマ。『ブリキの太鼓』などのフォルカー・シュレンドルフがメガホンを取り、フランスでヒットした舞台を映画化。ドイツ軍将校を説得するスウェーデン総領事に『恋するシャンソン』などのアンドレ・デュソリエ、妻子を人質に取られて作戦を実行するしかないドイツ人将校に『預言者』などのニエル・アレストリュプがふんする。緊迫した展開と、舞台でも同役を演じたベテラン俳優の重厚な演技に圧倒される。

2人のベテラン俳優の心理戦が見応えのヒューマンドラマ。いつ戦争が起きてもおかしくない状況でのやり取りは緊張感たっぷりです。改めて戦争は簡単に起きてしまう恐ろしさと、ヒトラーの指導者としての権力や影響力というのを感じました。戦争が悪い事だと分かっていながらも、家族を人質に取られた時に、人はどちらの決断を取るのか…。しかし、とにかく最初から最後まで静かで淡々と…ホントに淡々と地味に話が進んでいくので眠くなるのは確実。戦争をテーマにしているのならドンパチ映像もあっても良かったかもしれない。いやっ舞台作品の映画化だから仕方ないか…。結局パリの美しい建造物が守られたのだから良かった。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
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